中東戦争全史 (学研M文庫)


中東戦争全史 (学研M文庫)

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中東戦争全史 (学研M文庫)

中東戦争全史 (学研M文庫)
山崎 雅弘
学習研究社
発売日: 2001-09
価格: (税込)
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カスタマレビュー

5 軍事史に力点を置いた、パレスチナ紛争史です。 ( 2007-07-10 )
文庫本でコンパクトにまとめられています。・・・・軍事史に力点が置かれているために、アラブ側かイスラエル側かという偏りは免れています。更に、軍事的な事柄が丁寧に説明されているために、ナセル、アサド、キッシンジャー、ブレジネフ、サダトなどの政治家の判断や、英仏の行動、ソ連の行動などが、よりわかりやすくなります。・・・・・・おまけに、戦国史的に面白く読むこともできます。・・・更には、政治的なもののあり方について貴重な示唆を与えてくれます。・・・ということで、実に良くできた本です。・・・・・・ただ、軍事史に偏ることで、どちらの陣営にくみするかという偏りは免れても、人々がどのように感じ、どう行動したのかという民衆への視点は弱くなります。(もちろんそれは無い物ねだりですが、この本が全てを描ききっているわけではないということは一応、留意しておいてもよいでしょう)

4 中東戦争の概要を知ることのできる貴重な本 ( 2006-02-21 )
内容は題名そのままである。
第1次から4次まで勃発した中東戦争にかんする書である。

パレスチナ紛争の起源についても古代イスラエルからイギリス統治時代、帝国主義外交、シオニズム運動などを丁寧に押さえながら、ユダヤとアラブの緊張が次第に高まり、イスラエルの独立と第1次中東戦争に至るといった過程がわかりやすく記されている。その後の第4次までのそれぞれの中東戦争やその後のパレスチナ問題についても要点を押さえた記述が展開される。

私がこの書で高く評価したいのは中立的な立場で著述を進めていることである。ことにパレスチナ紛争となるとユダヤ・アラブのどちらかに過度に肩入れした政治的な著述が目立つということがある。
しかし、昔はアラブのテロリストこそが残虐非道と言われた時代があったのではないか。インティファーダを転換点として正義と悪が入れかわった感がある。どうもそんな昔の立場を忘れしてしまった人が多いのではないか。別に私はアラブにもユダヤにも肩入れする気はない。
この書は淡々と、中立の立場で記述される。別段、新しい事実や考察があるわけではないが、過度に政治的な立場を取らないパレスチナ紛争に関する入門書と言うだけで一定の価値があるのではないか。

4 この値段でこの内容ならOK ( 2005-03-23 )
もし突然、日本に「俺たちが2000年前にこの辺に住んでいたのだ。それは
天照大神が決めたのだから正しいのだ。」といって原日本人なる民族が押し寄せて来て、
あなたを追い出したらどうする?
中東戦争のそもそもの原因はこれだ。しかもそれを当時最大の大国の後押しの
下に実施されたうえ、追い出される方にはその大国は別の甘い約束をしていた
という救いがたい状況だった。
日本人は中東戦争に対し、話し合うだの寛容の精神だの譲り合いだので解決
とか言うが、神様が決めたことを人間の話し合いで解決できるはずがない。
中東の現状はそういうことだ。それに冷戦時代に米ソが武器を与えまくり
今でもその供給は絶えていない。これで争いが絶えるわけがない。
そういうことがこのコンパクトな本を読めば大体わかる。
なかなか無い中東戦争を一冊で分かる本として推薦します。

4 中東情勢の基本書として最適です ( 2004-10-11 )
中東戦闘史を勉強しようと思い購入しました。分かりやすい内容でした。
値段も手頃、初めて中東戦争を勉強するには最適だと思います。

世界情勢を端的に記述し、イスラエルを周辺各国の情勢をふまえ、
「どのように戦闘」が進んだかを時系列にて記述。
初学者、初心者向けに書かれています。

4 中東戦争の流れが細かくわかる! ( 2002-05-30 )
中東戦争史というと、イギリスの三枚舌外交あたりから始まっているものが多い。しかし、この本は紀元前にまでさかのぼり、パレスチナ問題の原点中の原点からアプローチしようとしている点が評価できる。

写真や地図などの資料も豊富。細かい点まで確認しながらパレスチナ問題を知りたい人には最適の本だと言えよう。ただし、やや軍事面に細かすぎるきらいがある。戦いの際の兵器の名前や攻撃の方法についての細かい点は、うるさく感じる人もいるかもしれない。私はそのあたりはざっと目を通すのみにした。

そのようにして読んだ結果、ほかの本ではとばされていてわからなかった点までよく理解できた。

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