客家(ハッカ)―中国の内なる異邦人 (講談社現代新書)


客家(ハッカ)―中国の内なる異邦人 (講談社現代新書)

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客家(ハッカ)―中国の内なる異邦人 (講談社現代新書)

客家(ハッカ)―中国の内なる異邦人 (講談社現代新書)
高木 桂蔵
講談社
発売日: 1991-06
価格: ¥ 756 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

4 義理と人情・・・だけではなく、したたかな民族「客家」 ( 2007-11-04 )
副題の「中国の異邦人」に惹かれて購入。客家という民族が中国に存在していること、トウ(文字化けするのでカタカナ)小平がその民族出身であること、そして客家料理という言葉もあったなぁくらいの認識しかなかったので、非常に興味深く読むことができた。文章も平易で内容もわかりやすいのでサクサク読めた。「学問の入り口」という新書本来の目的を考えれば充分の内容だと思う。読み物としてもおもしろい。

ただ、客家の関係しているであろう出来事をすべて「客家の民族性」に結びつけようする傾向にあるのは、中国史に疎い私でも疑問符がつく。さすがに全部が全部「血と地」では説明がつかないような気がするのだが・・・。

筆者は中国の統治の歴史を「法治」ではなく「人治」と説明し、趙紫陽、胡耀邦の失脚は中国を「法治」しようとしたからだとしている。本当に彼らの失脚の原因がそこにあったのかは素人の私には判断できないし、私が「人治」という言葉を知らなかっただけで、実はそんなに珍しい言葉でもないのかもしれないが、中国を表現する言葉として非常に新鮮な響きがあった。

4 学術書というよりは… ( 2003-03-04 )
 様々な民族が暮らす広大な中国に客家という民族がいるということを耳にしたことはあるけれど、そもそもどんな人びとなのか、そんな素朴な疑問から手にした一冊です。この人びとが中国の近現代史を陰ながら支える役割をしたということを様々な歴史的事件とともに紹介しています。歴史のなぜをひもといていくエピソードに満ちたこの本を、へぇ、ほぉ、という気持ちで読み進みました。

 ただし、この本に書かれている客家研究が日本や世界の学界でどういう位置付けにあるのか、門外漢の私には正直言ってよく分かりません。共産党の長征を成功させたのは鄧小平が客家であったからではないかとしている記述がありますが、彼自身は生前そのことを否定したということも聞いています。

 学術書というよりはむしろ歴史のこういう見方もあるのだという、視点のひとつとして軽く読める本と考えておくほうが無難かも知れません。

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