神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)


神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)

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神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)

神聖ローマ帝国 (講談社現代新書)
菊池 良生
講談社
発売日: 2003-07
価格: ¥ 777 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

4 連合国家だったのね。 ( 2008-10-07 )
神聖ローマ帝国。
ローマ帝国や東ローマ帝国のような強大な国家像を思わせる大層な国家名。私も一時期までは中世ヨーロッパを支配した大帝国を想像していたが、本書はそんな勘違いしている人でも読める入門書。

神聖ローマ帝国は教皇権力とイタリアを抜きにしては語れない。
強力な中央集権国家として台頭するフランスとは対象的な連合国家ドイツの代表として選出された王は教皇により戴冠を受けて皇帝となる。したがって、イタリアへの軍事進出と教皇との主導権争いが、この連合国家の歴史である。
フリードリヒ=バルバロッサ、フリードリヒ2世という強力な君主についてかたられるくだりは面白いが、逆に言えば強烈な個性に依存した連合国家の長という不安定さを証明している。
これら歴代の皇帝たちが、ドイツの集権化に傾注するのではなく、イタリア対策に没頭したことが、ドイツ、イタリアが集権国家として立ち遅れた遠因だるとするとこの連合国家の近代への影響は、計り知れない。

そういった欧州全体を巻き込む大きなうねりを神聖ローマ帝国を通じてみることができる。お勧めの一冊です。

5 すばらしい!!! ( 2008-04-16 )
神聖ローマ帝国とはキリスト教からローマ帝国の後継者と認められた国だからだそうです。
どうりでキリスト教との争いが多かったわけです。
納得。
現在でいうところのごみ処理の問題かと。

4 イメージするのが難しい帝国 ( 2007-04-15 )
記憶を辿ると、高校の世界史の授業において、ヨーロッパ中世史はかなりの比重を占めていたはずである。しかし、神聖ローマ帝国に関してはその成立年を暗記したくらいで、授業でもテストでも、それ以上のことに触れなかったと思う。

本書を読むと、その理由がわかる気がする。神聖ローマ帝国を具体的にイメージさせるのは、古代ローマ帝国などに比べてはるかに難しいのである。ひょっとすると、教師の側でもよくわかっていなかったのではないか?

神聖ローマ帝国を完璧にイメージ出来るようになった訳ではないが、神聖ローマ帝国と言う不可解(?)な帝国が、1806年まで存続し得たヨーロッパの不可解さを理解出来たことが、本書を読んだ一番の収穫と言えるだろう。

4 結局のところ、神聖ローマ帝国とは何だったのか? ( 2006-09-05 )
 イタリア王国のベレンガリオ2世を倒して962年に「帝国」を打ち立てたオットー。しかし、その段階では、この「帝国」には正式な名前などなかった…。文字通り、ただの「帝国」なのである。そしてこの「帝国」は、あのヴォルテールに「神聖でもなく、ローマ的でもなく、そもそも帝国ですらない」とまで言われ、ついには民衆からも見放され、1806年に歴史上からあっけなく消滅した。その流れを知る上で大変参考になる本。
 
 そして、なぜ後世ではこの国家が神聖ローマ帝国と呼ばれているのか?その謎に迫るための一冊。

 かつて、あのゲーテが若い頃に「我々は、地上の尊厳がその権力のあらゆる象徴に取り囲まれているのを目前にする」と称えたが、後にゲーテが青年となった頃には、老醜した姿にしか見えなくなっていたという「帝国」。

 あまりにも仰々しい称号を持った「帝国」の、繁栄と衰退を知る上では欠かすことの出来ない一冊。また、西欧史上のその時代における権力構造を如実に現した事件(カノッサの屈辱など)に深く関与し続けたこの国家を知ることで、西欧の歴史を一通り学ぶことが出来るだろう。ビザンツ帝国と共に、ヨーロッパの歴史を語る上で無くてはならない国家。それが、この神聖ローマ帝国である。

4 わかりやすい!! ( 2006-07-12 )
誰でも一度は耳にしてるはずであるがそれが何なのかはよくわかっていない“帝国”である“神聖ローマ帝国”についての簡にして要を得た待望の入門書である。私のイメージでは半俗半聖の上杉謙信みたいなナイトがワンサカいて懲悪のための戦争に日夜明け暮れているというものであったが真実はやはり全くといっていいほど違っていました・・・それにしてもヨーロッパ人の抱くローマ帝国の印象というのは驚きの一言。
もう潰れて跡形も無いせいかもしれないが文明国であって侵略者のイメージは薄い。中国と違ってあちらでは誰でも皇帝を名乗れるわけではないというのも驚き。一緒に読んだ“英仏百年戦争”の知識もあわせ考えるとフランスというのはつい最近まで本当に田舎だったんですよね〜。(ましてイギリスなぞは)。勝ち組中心の歴史に我らはずっぽり嵌っている事に気づいたこと、それがこの本を読んでの一番の収穫ですかね。最後に昔世界史の授業で習ったザクセン選帝侯・・選帝侯の意味がいまいちピンとこなかったけどこの本でもやもやがすっかり晴れた気がします。全国三部会とあわせ西洋の歴史はやっぱり東洋とは全然異なるというのもしっかり学ばさせていただきました。二時間で読める新書。君主の名前は80%の理解に終わりましたがそれでもやはり世界史の空白を埋める意味で歴史好きの方には読む事を強くお勧めしたいと思います!

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