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カスタマレビュー
ラサでチベットを考察の巻 ( 2005-01-19 )
この巻はラサにおいて、仏教勉学に励みつつ医者として名声を得たシナ人僧侶と化して潜入した河口慧海がチベット社会を観察者の目で視通した民俗学の一級資料ともいえる前半部と、中国人であることがいよいよ露見してラサ脱出を決意する冒険記である後半部に分けられる。
特に面白いのはチベット人の分析で、あくまでも客観的であり学術的な価値が高く、その国際的な知識や感覚も、対象との距離のとり方も現代でも古くなく、高く評価できる一級品です。
5冊あわせると文庫本とは言え相当のボリュームですが、ともかく読むことをお勧めできます
