パレスチナ紛争史 (集英社新書)


パレスチナ紛争史 (集英社新書)

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パレスチナ紛争史 (集英社新書)

パレスチナ紛争史 (集英社新書)
横田 勇人
集英社
発売日: 2004-05
価格: ¥ 714 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

4 中東の歴史スペクタル作品 ( 2007-01-31 )
聖書の中に描かれている太古の時代から9.11テロまでエルサレムをめぐる血塗られた歴史を近年の動向を取材してきた新聞記者が書いた本。パレスチナ、イスラエルどちらによるわけでもない中立で客観的な文書は壮大な歴史スペクタクル作品といった感じ。

5 難しい中東問題を分かりやすく解説 ( 2006-12-08 )
テレビでいつも流れる、中東関係の悲惨なニュース。戦車、廃墟、子どもたちの涙。これは何なんだ?何でこんなことになってるんだ?そういう方にぴったりの本です。右でも左でもない、中立的な視点から、中東紛争の根本的原因から経緯が、初心者にも分かりやすく解説されています。非常に読みやすい文章。

さらに特徴的なのが、さすが新聞記者ならでは、取材を通じたアラブ側・イスラエル側双方の現場の人々の生の声が掲載され、現実感・臨場感にあふれています。(狭い意味での)反戦主義ではなく、どちらにも肩入れしない姿勢が素晴らしい。

「中東問題って難しいけど何か良い本ないかな?」という方に、私は迷わずこの本をおすすめします。

4 パレスチナ紛争が解決困難なことがわかる ( 2005-06-06 )
本書は3つの宗教の聖地を抱えるエルサレムを舞台にしたパレスチナ紛争について、イスラエル、パレスチナ、それにアメリカ、その他の国際社会がどのように対処してきたかといった歴史的経緯を中心に描いています。

本書の構成としては、第1章では、第2次世界大戦前の英国支配から第4次中東戦争までの歴史を簡単に述べています。第2章では、第1次インテリファーダとハマスがどのように誕生したのか、第3章では、そのインテリファーダが湾岸戦争の際のPLOの政策に与えた影響とその後の国際政治の力学がオスロ合意へと導いたことについて描いています。また、第4章ではクリントン大統領・バラク首相・アラファト議長の3者によるキャンプデービットでの交渉(2000年)と第2次インテリファーダの発生について、第5章ではその第2次インテリファーダがどのようのものであったかについてジャーナリスティックに記述しています。第6章では、アラファトが第2次インテリファーダを交渉で利用しようとしたがコントロールできなくなってしまい、交渉のカードとして利用できなくなっていった過程、第7章では、その第2次インテリファーダに対するイスラエル国家の対応の背景が描かれています。そして最後に第8章では、現在のブッシュ政権のパレスチナ問題への対応の問題点が描かれ、これからパレスチナ紛争はどのような落としどころをみつけていくのかということが書かれて本書は終わります。

本書の特徴は、筆者がジャーナリストということです。したがって、民衆蜂起やアラファトへのインタビューの記述や、オスロ合意やキャンプデービット交渉について状況を刻々と蘇らせていることは、読者の興味をひきつけると思います。インテリファーダに代表されるように民衆レベルまで対立の構造が浸透してしまいそれが解決を困難にしている状況、第2次世界大戦後イスラエルは国家としての正統性を着々と蓄積してきたが一方パレスチナはそれができなかったことなど、パレスチナ紛争が以下に解決が難しいかということもわかってきます。

5 複雑な中東問題を分かりやすく ( 2004-09-27 )
とかく複雑で日本人には分かりにくい中東のパレスチナ紛争。この本はその歴史と構造と問題点を、的確に分かりやすくまとめている。当事者であるイスラエルとパレスチナ人、それに仲裁役をもって自認している大国のアメリカ。それぞれの抱えている立場や問題と責任について、どれかに偏ることなく公平な立場で書いてあるので、この問題について整理して理解するのに大変役立つ本だ。
高橋和夫の「アラブとイスラエル」(講談社現代新書)と合わせて読むと、パレスチナ問題の背景がよくわかる。ただこちらは1992年の本なので、最近の9.11同時多発テロとその後の中東情勢については、やはりこの「パレスチナ紛争史」をお勧めする。

5 パレスチナ問題こそ現場感覚が必要 ( 2004-08-09 )
9.11以降山のようなパレスチナ問題の関連書籍が出版されましたがどれも実際の体験に基づく迫力ある記載に欠け読んでいても心動かされることが少なくいまひとつでした。おそらくそう思われた方も多いと思います。そもそも「戦争」や「紛争」ということばでくくって語ってしまうところから問題を皮膚感覚からと遠ざけてしまう過ちが起こっていると思います。本著では著者はジャーナリストとして実際に現場を目の当たりにし、アラファトに取材し、自ら感じたことを問題意識の出発点としており迫力があります。新聞記者としてわかりやすい記述の訓練も受けてきたせいか他の類書ではおちいりやすい専門用語の罠にも陥ることなく最後まで読者をひきつけます。

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