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カスタマレビュー
凄いです、これ ( 2008-11-13 )
ここ最近、高野 秀行氏の作品を立て続けに読んでいるが、その中でもこれは最高に面白かったです。自分(おそらくほとんどの人がそうだと思うのだが)が想像していた内容とはかけ離れていて良い意味で期待を裏切られました。これはフィクションでは絶対ありえない展開です。まさに「現実は小説よりも奇なり」です。
冒険家の末期 ( 2008-11-03 )
冒険家の旅行記が好きで色々読んできたが、何作か書くとネタがつきて、後はそこらのちょっと面白いブログあたりで読めるような「苦労も味な自転車(バイク・ヒッチハイク)旅行の話」や「男気あふれる酒飲み話」「個性的な知人を褒めあげるだけの話」「無茶な方法で体を鍛える話」でお茶を濁すようになる「元」冒険家野郎は多い。高野さんも、この本では、そういう元冒険家になりかかっているように思える。冒険が日常になれば、ワクワク感は失われるだろうが、私が「冒険家」の著作に求めるのは、冒険的に見える行動ではなくて、冒険によって生み出される新しい視点だ。無理に遠くに冒険に行く必要なないけれど、ムベンベや半畳記のときのような無骨かつナイーブな切り口の話を、次は期待しています。
探検しない探検記。だから格闘記 ( 2008-10-14 )
不思議な本書。探検しない探検記。でも読ませる不思議な書。作者は以前の不法入国の為に、ビザがおりたのにも関わらず、インドに入国できず、怪魚ウモッカを探しにいけないのである。なんなんだ、このオチは!!と激怒するのは簡単です。でもそんなダメな物語を書いたノンフィクションライターはいたであろうか。そう、いるはずないのである。なぜならこんな書は高野さんにしかかけないのであるから。読者も高野さんの本を数冊経験していないと、本書の世界感を許せないであろう。この作者だから世の中に存在できる書。こんな本は滅多にありません。でも高野さんの著作を読んだ上で、本作を読むと、その世界感に引き込まれてしまいます。
ここ10年で最もがっかりした本。 ( 2008-08-31 )
ウモッカが好きだ。ぜひ見つかって欲しいと思う。
でもこの本はダメだ。
さんざん引っ張っておいて現地に入国できなかったという探検家として恥ずべき記録。
…バスの中で読み終わって、バスを降りて思い切り林の中に投げ捨てました。
綿密な準備 ( 2008-07-06 )
ウモッカとは、インドの海岸で日本人旅行者が見かけた謎の魚である。背中にトゲが生え、ヒレは足っぽい形状。UMAのひとつだが、目撃証言はきちなとしている。もしかしたら、シーラカンスに並ぶような大発見になるかも知れない。
そんな感じでウモッカを探しに行くのが本書である。半分以上を下準備に費やしているのがすごい。目撃者に話を聞き、魚の専門家に照会し、現地の言葉を勉強する。模型やチラシもつくってしまう。これだけやれば、きっと何か成果が出るはず。そんな気にさせられる。
ところが! 後半部は驚愕の展開を見せる。うーん、なんだかなあ。まあ、その点は読んでのお楽しみということで。
UMA本やテレビ番組も、このくらいやってくれるとありがたいのだが。
