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カスタマレビュー
蝶を狩りに ( 2008-07-16 )
1995年に出た単行本の文庫化。
蝶の愛好家として著名な奥本氏が、アマゾンまで昆虫採集に出かけた体験記。
とにかくタイトルが良い。レヴィ・ストロースの『悲しき熱帯』のもじりだが、「楽しい」と言われると、確かに熱帯には夢がある。私のような動植物好きは、わくわくしてしまう。
さて、内容だが、蝶を追っかけたり、魚を釣ったり、ビールを飲んだり、標本を買ったり。全力で熱帯を楽しんでいる。その一方で森林開発やら現地の人たちの貧しさとか、悲しい側面もちらりと見せられたり。
アマゾン、一度は行ってみたいものだ。
悲しき熱帯VS楽しき熱帯 ( 2005-03-19 )
本書は題名からして、クロード・レヴィ=ストロース著の「悲しき熱帯」を意識して書かれたようである。クロード・レヴィは1960年代のフランス人構造主義人類学者で、調査のためにブラジルに住んだことがある人らしい。その「悲しき熱帯」を読んだことがないので、なぜ「悲しい」のかわからない。奥本大三郎氏は少年時代から昆虫、鳥、魚に大変興味を持ち、ずっとあこがれ続けた熱帯地方のアマゾンに来て、毎日がとても楽しかったようである。日本ではおめにかかれないような、色とりどりの美しい昆虫、鳥、魚達。これは眺めているだけでも楽しいに違いない。
少年の成れの果て ( 2002-10-10 )
顔文一致。ほら、カバーの折り返しのところにある顔、あれがね、とってもいいのね。「少年の心をもった」っていうのは、女性雑誌で、男を誉め殺しにするときの常套句なんだけど、だいたいが、ニセモノ。だけどこの奥本先生はホンモノ。顔を見ればわかるわ。「少年の心」から逃れるために、先生もずいぶん苦労したと思うけど、結局その成れの果てになって、憧れの秘境に乗りこんだってわけだ。なんてったってアマゾン。すべからく女は、少年の心とはいかなるものかを知るためにも、こういう本を読むべき。少年の心と、その成れの果てのバラ色の日々というものが、いかなるものかを、ぜひぜひ知るべき。読んでネ。
