昭和時代回想 (集英社文庫)


昭和時代回想 (集英社文庫)

Search:

昭和時代回想 (集英社文庫)

昭和時代回想 (集英社文庫)
関川 夏央
集英社
発売日: 2002-12
価格: ¥ 500 (税込)
発送: 通常3~5週間以内に発送


この商品を買った人はこんな商品も買っています
昭和が明るかった頃 (文春文庫)
家族の昭和
「世界」とはいやなものである―東アジア現代史の旅 (集英社文庫)
豪雨の前兆 (文春文庫)
石ころだって役に立つ (集英社文庫)

カスタマレビュー

5 文章の力、言葉の力 ( 2004-09-29 )
 いろんなところに書き散らかしたエッセイの寄せ集めだが、有能な編集者の仕事らしく、1冊の本としてじつによくまとまっている。戦後という時代を個人史にからめて書き綴ったエッセイ集。関川氏の本はこれまでも何冊か読んでいるが、こんなに達意の文章を書く人という認識はなかった。うまくてかっこいい文章は、読んでいて気持ちがいい。そして、ときどきぐっとくる。
 たとえば、こんなユーモラスな文章。「しかし、現実にはすでにこの時期、父の脆弱な理想主義は、母のたくましい現実主義に日々敗北しつづけていたのである。」
 あるいはこんな文章。「私は、自分が夏の真ん中まで漕ぎ出したボートに似ていると思った。もうこれ以上沖へも行けず、かといって海岸に戻る力も残っていない。」
 荒木経惟についてはこう書く。「希望に満ちたニヒリストは、いわば清浄な下品さの持主である。また誠実な無頼であり、実質ある空虚でもある。」
 こんな時代のなかで言葉は力を失ったのかと思っていた。ただ自分が言葉を見失っていただけだった。本書でたしかに感じた。言葉には力がある。その力を信じたい。こんな時代のなかで。

4 日本海の思い出 ( 2003-02-09 )
自分自身の個人的記憶を、昭和時代という「大きな森」で括ってまとめた自伝的エッセイ。ある時期から離れた父親を回想するところが切なく美しい。時季はずれの海水浴を振り返るところは哀しくなる。容赦なく偽物を切り捨てる。「怒れる」人である。自分に謙虚で、素直に読める。

Home | Top

エリア別(日本語ガイドブック)

エリア別(英語ガイドブック)

海外格安航空券

Visa Guide | カオサンロード | 紀行文・旅行記 | 旅行誌