デルス・ウザラ (地球人ライブラリー)
この商品を買った人はこんな商品も買っています
デルスウ・ウザーラ―沿海州探検行 (東洋文庫 (55))
森の人 デルス・ウザラー
おれ にんげんたち―デルスー・ウザラーはどこに
デルス・ウザーラ モスフィルム・アルティメット・エディション [DVD]
ロシア闇と魂の国家 (文春新書 623)
カスタマレビュー
かぎりない対等の視点 ( 2005-06-30 )
普通、「あの人」「この人」と呼ばれるのは人間だけである。
しかし、本書に登場するデルスは違う。
デルスが「あの人」「この人」と呼ぶ者は霧であったり
オオカミキリであったりとその対象は限りがない。わたしは驚嘆した。
デルスの眼にはロシア人も昆虫も自然現象さえも平等なのである。
彼がものを見るときは常に一対一。彼は放浪者であり、
その生活には都市から排除された「自然」が欠かせない。
地球人ライブラリーと冠せられたこの本だがデルスはまさに相応しい。
彼からすると魚もトラも人間も地球人に見えるはずだからだ。
興味を覚えた方は一読をお勧めしたい。なにもこの本の魅力は
デルスの自然観だけではなく著者の観察描写にも目をみはる。
自然の中に相対化された人間とは ( 2002-04-28 )
自然の中で人間はいかに生きるべきかということを考えた。この本は基本的にはシベリアの探検記だ。でもそこでの案内人であるデルスという人間についての話も随所に出てくる。自然を人間と同じ様に相対化し、トラもクマもリスも人間と同じと考える。日本が情報化、画一化した社会であればあるだけ自然の大きさをデルスに教えられた気がする
