村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)


村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)

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村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)

村上朝日堂はいほー! (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社
発売日: 1992-05
価格: ¥ 460 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

4 どうでもいい事柄、するどい洞察眼に ( 2008-03-28 )
村上春樹氏のエッセイ集。
小説の主人公達とはちょっと違った脱力感に満ちあふれている。

氏のこだわりやら、好みやら、趣向が垣間みられると同時に
どうでもいいものごとに対する鋭い洞察が描かれている。
確かに交通安全の標語は無駄だし、役に立たないと思う。
代替案?として
連れ込みに、「終わると虚しいでしょう?」といったコピーを掲げるのに激しく賛同したい。
たぶん、これに触れた人は、同感の意がわき上がると同時に、負け時根性がでてきて
普段と違うコトおよびになるのではないかと想像する。
おそらく10人中5人に対してそういった効果が発揮されるのではないかとありありと妄想してしまう。
同時にその連れ込みはアバンギャルドな一夜を過ごせると評判になるかもしれない。

まあまあ
そんなコトすらも考えさせられる。楽しいエッセイです。

5 うさぎ亭のこと ( 2007-05-04 )
 このエッセーで取り上げられているコロッケ屋の「うさぎ亭」は名高い店だ。

 どこにあるのか、本当の名前は何なのかを村上は明かさない。ここで僕は「風の歌を聴け」のハートフィールドを思い出す。

 ハートフィールドは 村上の処女作「風の歌を聴け」の冒頭に引用される架空の作家である。本書を初めて読んだ1980年半ば段階では この作家の実在を信じて 探したものだ。インターネットの検索などが無い時代のことである。僕の徒労ぶりが分かっていただけると思う。しかし 結論としては村上の創作だったのだ。処女作で架空の作家を引用する村上の確信犯ぶりには 今なお脱帽だ。

 そんなわけで 若干「すれた」僕としては このうさぎ亭にも いささか眉につばをつけている。

 但し これは言いたいが うさぎ亭が実在するかどうかは 実は僕らにはどうでも良いのだ。あるだろうと思っている方が幸せであることも確かだ。そうして そんな幸せこそが うさぎ亭の 僕らにとっての「実在」なのだと思う。

3 作者の素顔が垣間見える ( 2006-07-21 )
小説だけを読んでいると、そのイメージで作者をとらえてしまい
がちだ。だがエッセイを読むと、こんな一面もあったのかと驚か
されることが多々ある。ものの見方、考え方、そして趣味や嗜好
まで、幅広く書かれた内容は興味深い。なかには、作家としての
鋭い洞察力を感じるものもある。さまざまなことについて書かれて
いるが、その中で「おっ!」と思ったのは、「ウサギ亭」の
コロッケ定食。読んでいるうちにたまらなく食べたくなってしまった。
このお店、どこにあるのだろうか?気になる・・・。

2 村上春樹の ( 2006-01-24 )
 エッセイ。爆笑できるようなものでなく、その辺のことについてとぼけた味わいで書いたもの。サーヴィス業のあれこれや、映画の邦題についてなど、なかなか面白い話も多かったが、どうでもいい話もまた多い。

4 単なる身辺雑記にとどまらない ( 2005-07-11 )
1983年から5年にわたり、主に雑誌「ハイファッション」に掲載されたエッセイを中心に収録。青春の終わりについての考察、洋画の邦題についての考察、ビリー・ホリデイの音楽について、などなど33編を収める。

単なる身辺雑記にとどまらず、さらりと書きながら、どこか社会事象に対してきちんとスタンスを言明している点、自分の生きかたをはっきり持っている点が、その辺のエッセイとは一線を画しているように思います。村上氏ならではの世界観が染みわたるように伝わってくる本。

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