村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)


村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)

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村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)

村上朝日堂はいかにして鍛えられたか (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社
発売日: 1999-07
価格: ¥ 620 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

5 ニュートラルな視点 ( 2008-04-02 )
安西水丸さんの力一杯脱力しているイラストと
すごくニュートラルな視点で書かれた村上春樹さんのエッセイ。
読んではんなりする心地です。

そもそも村上さんは連載として書かれたエッセイを
締め切りに捕われずに書いたといわれる。
日常のあれこれを起点に趣味とか遊びに近い感覚で綴っているので
くだらないといえばくだらないけれど
彼の人柄が惜しみなく醸し出されるカタチとなった。

今でいうブログ日記に近い感覚だろうか?
やはりというかさすがというか
物書きとして筋を通している
そんなことを強く思った。

抽象的ですね。
つまりすごく面白い読みものということです。

5 人気作家の平凡な日常と非凡な観察 ( 2008-02-16 )
村上さんの小説はちょっと・・・という人でもこの本はお勧め。人気作家でありながら肩肘をはらずにマイペースで生きながら、真摯な態度で創作に向き合い(文学集や翻訳の項)自分の趣味を大切にし(マラソン)日常の矛盾(ロンドンで受けだ仕打ちや物価のこと、日本語の事など)に提言を投げかけ、含蓄があるのに説教くさくない。
村上春樹という作家の人間性を垣間見ることのできる一冊である。なくなったマラソン選手への哀悼いは彼の誠実さも感じられるし、温厚な彼が思わぬ事にこだわって怒りをおぼえたり、意外な趣味や興味に驚かされる。後書きにある後日談もたのしい。
基本的の村上春樹はどんな状況でも自分を確固と持ち続ける事のできる人なんだと感じたし、だからこそ一流の作家として自分の作風を持ち続けられるのであろう。
村上春樹を好きな人もそうでない人にもおすすめ。

実は私が一番心ひかれたのは、愛猫故ミューズのこと。
ミューズのエピソードもっと書いてほしいな・・・

5 尻尾まで餡が詰まっています ( 2006-06-04 )
59本+おまけ2本のエッセイ(安西水丸氏の絵付き)に
「あとがき」と「付録」が付いた、村上春樹氏の文庫本。
目次を眺めているだけで楽しい。
というより、タイトルの付け方がうまいということかな。

寝ころがって気楽に読める。
そんな中にふとリアルでシリアスなことばを見つけて、
起き上がって姿勢を正して真剣に読んでいる自分に気づいたりする。
近づきやすくて、中身がある、よく出来た鯛焼きみたいな本でした。

5 エッセイストとしての村上春樹 ( 2006-04-12 )
 村上春樹という作家は現存する作家の中では極めて稀なほど創作に打ち込んでいる人である。まあ、珍しい。文芸誌の対談とかには殆ど出ませんし、かといって講演をするわけでもなく、黙々と作品を書くわけです。まあ、よろしい事です。だって、作家なんだもん。小説家は小説書いてナンボだろう。
 まあ、そんなストイックな小説家であり、極めて真面目に仕事に取り組んでいる人であるが、エッセーになるとふざけているのか真面目なのかよく判らないスタイルに変貌する。まあ、これも一種の芸なんでしょう。サービス精神旺盛です。素晴らしい。
 私にとってエッセー集というのは「難しい文学作品を読んでる間、インターバルとして軽く流し読むもの」であると思っている。気楽に読めればいいのだ。大上段に真面目な物言いばかりされても……それはちょっとしんどい(笑)。エッセーはこれぐらいで丁度よろしい。

5 隠れた(!?)超名作です。 ( 2006-04-05 )
村上さんの文体って、
すっごくエッセイに向いているんだな、
それがまず初めに思ったこと。

文章の流れや話の展開は、さらっとしてて後味がいいし、
笑える。
私、本とか漫画読みながら笑うタイプの人間じゃないんですけどね。
本当に笑えるんです。
ミステリアスで神経質、みたいな「作家」に対するイメージなんて、
村上春樹という男にはまったく当てはまらないですね。

学生時代の村上さんが、同じクラスの隣の席だったら、
仲良しになれそうです。
モテモテとまではいかないけど、
クラスの女子ひとりふたりには惚れられてそうなタイプ???
勝手な想像ですいません(笑)。

でも、このエッセイ読みながら村上春樹像を思い描くと、
そんな感じです。
魅力のある人です。
男性の小説家のエッセイってはじめて読んだけど、
この随筆は、小説とはまた違う、
でも立派な「文学作品」っていいたくなる位の傑作です。

安西水丸さんのイラストも、
文章の面白さを三、四割り増しにしてくれてます。



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