面白南極料理人 (新潮文庫)


面白南極料理人 (新潮文庫)

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面白南極料理人 (新潮文庫)

面白南極料理人 (新潮文庫)
西村 淳
新潮社
発売日: 2004-09
価格: ¥ 540 (税込)
発送: 通常2~4週間以内に発送


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カスタマレビュー

3 一話、一話がちょうどいい長さのエッセイで、楽しい読書ができる。 ( 2008-08-05 )
西村氏の一冊目の著書。僕は最新刊からここまでさかのぼって読んできた。
南極のしかも昭和基地でなく、その出張所のようなドーム基地で一年間。男9人での合宿生活。
その食事を支え続けた西村氏の料理と、男達の日々の生活を切り取ったエッセイ。一話、一話がそんなに長くないので、どんどん読み進められて、なかなか楽しい読書が可能。
人間の物質のないところでの創意工夫とか、ちいさなコミュニティを健全に運営していく方法とか、物事を前向きにとらえたり、適当に流して生きていく大人の知恵とか。
いろいろ考えさせられた本でもあった。最後の解説もとてもよい文章だったので、ぜひそこまで読んで欲しい。
星がみっつなのは、まあ自分は読み返しはしないかなと思ったから。
楽しい読書を求めている人には、勧められる本です。

4 呑んだ、食った、料理したの日々?! ( 2006-09-29 )
 南極と聞いて、アムンゼン、スコットの北極探検とか、植村直己のヒマラヤ登山みたいな世界を想像したのは甘かった。(笑)いまや21世紀...まあ著者が南極に行ったのは20世紀末だったケド...文明の利器も進歩すれば、その恩恵にあずかるべく働かせる人間のサル知恵も日進月歩、な訳ですよね?

 移動中でも、発電機があれば電気炊飯器使いたいだろうし、寒くて疲れているのに腹がモーレツに減っている(大食いの)男の集団に餌付けしなければならないなら、ぱぱっと手早く裏技併用でおいしいご飯の出来る電子レンジも欲しいですよね?葉物野菜だって恋しいはずですよね。ビタミンは大事ですもん。
 だから、日本の探検隊が、電子レンジや炊飯器、ついでにフレッシュな野菜供給のための野菜製造機を南極に持ち込んでいようが怒りゃしません。

 極寒の地では体内の温度をキープするために大量のアルコールを摂取する場合もあるという話なので、どう考えてもこの本の探検隊のメンバーがうわばみ以上に酒をかっくらっていても目をつぶることにします。考えてみれば、ウォッカみたいにアルコール度数の凄く高いお酒って、おそろしく寒い国原産のもの多いですもんね。

 ついでに、1年間ほんの一握りの人数が、沸点85度前後、ヴィールスだって死滅する南極みたいなド僻地に雪隠詰めにされたら、人間関係の大変そうですよね。いつ見ても同じ顔ぶれだし、新入りは入ってこないし。だから人間関係の愚痴っぽいパートも見逃してあげましょう。(笑)きっとガッコの寮やこわぁいおばさんが目を光らしているアパートの人間関係並に(いやそれ以上に)ストレスの持って行き場が無いんです。

 しーかーし、これだけは言わせて頂きたい。
 なんで、このおじさん達は、税金で南極に調査に来て、フォアグラや伊勢エビ、松阪牛を始めとする高級食材で彩られた豪華な料理の数々にありつけるのっっっ!?そりゃ研究者も参加しているけど、役人に自衛隊の人だっているじゃないかぁっ!(既に嫉妬の域)つい、1年間の食料を前もって仕入れ値で買えるとして、1人当たりどのくらいの予算で、何人分買えば、こんなゴージャスな材料がとりそろえられるのか、試算してしまいそうになっちゃった。(苦笑)
 ...多分、食べることが最大の楽しみのひとつだったんでしょうね。俗界からは隔絶された世界ですから。寒いから栄養取らなくちゃいけないし。この本を貸した母は、そう溜め息をついています。そーゆー訳で、私もそう思うことにしました。

 この本は、そんな環境の中、大食いのおっさん集団の胃袋を満たすべく調査隊に参加した料理人の1人の、酒とメシと友の日々の実話です。文体が酒飲んで宴会してるおっさんのテンションなのは、無論、ご本人のご人徳でしょう?(笑)

4 面白おかしく寒冷生活 ( 2006-08-28 )
でも、暇つぶしとして読むには抜群に面白いと思います。極寒の戸外でわざわざジンギスカンを何でやるのかと思いますが、そういうばかばかしさを暑い夏に読ませてもらうのは楽しいひと時でした。

4 チームの要からの視点 ( 2006-07-03 )
南極大陸の内陸にある孤立した基地。この閉塞感のある中で男数名が1年も一緒に過ごす。これは正直ものすごいストレスだと思います。それを緩和するのが酒であり、料理。隊員の精神的部分を支え続けた料理を軸に、それを取り巻く出来事・ドタバタ話。堅苦しく無く、楽しく読めた。
ただ、ちょっと露骨過ぎる個人への文句。これはもうちょっとオブラートに包んで欲しかったかな。

2 期待して手に取ったのですが ( 2006-06-30 )
食べ物絡みの旅行記という事で、どうも椎名誠さんあたりの線を狙っている様な読前の印象(和田誠氏による表紙も然り)。で、あちらはプロの文章書き、西村氏は本業が料理人であります故、文章力を比べてはいけないのでしょうが…「アレ?今はこの人達どこにいるんだっけ?」とページを遡る事しばしば、どうにも「その場のロケーション」がイメージし辛いのが気になりました。あと前半部に於いて、同行したある人物に対し、かなり露骨な嫌味を示しているのはちょっとどうかな、と…その人物に対して(恐らくは滞在員の総意として)腹に据えかねる所があった事は想像に難く有りませんが、正直あまり良い気はしませんでした。

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