最長片道切符の旅 (新潮文庫)


最長片道切符の旅 (新潮文庫)

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最長片道切符の旅 (新潮文庫)

最長片道切符の旅 (新潮文庫)
宮脇 俊三
新潮社
発売日: 1983-01
価格: ¥ 620 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

5 故宮脇氏の代表作にして古典 ( 2007-03-24 )
「鉄っちゃん」の導師、故宮脇俊三。
趣味を紀行文というスタイルでメディアに発信し続け、
鉄道の旅を社会的に認知させた功労者です。
宮脇さんの紀行文、文体はとっても素朴で、分かりやすく、読み手の視点に近い。
そんなところ誰からも支持される理由だと思います。

本作は宮脇さんの代表作です。30年前の著作で、路線は現在と随分違います。
そういった意味では、古典。
本作を読むと鉄道好きの執念が伝わってきます。
意味ないと思っても、
好きだからやり抜くという覚悟とだんだんに消耗してくる旅の様子が伝わってきます。
そこが読みどころだと私は思います。
「なんでがんばるだろう」と著者に投げかけながら、うらやましい自分にも気づく。
よい紀行文だと思います。

5 最長片道切符の旅を記録した名紀行文です ( 2006-08-12 )
今でこそ、TVでも取り上げられ、メジャーになった「最長片道切符の旅」−同じ駅を2度通ることなく、1枚の切符で行くことができる最長距離の旅−という、鉄道マニアの間では有名なルートを、実際に旅した著者の記録です。それは、途中下車しなければ、連続30日以上の日数がかかり、時には、通ってきた駅を横目に、豊橋(愛知)から会津若松(福島)まで戻る等々、実際に走破することは、鉄道マニアでもないものから見れば(鉄道マニアでも?)、馬鹿げたものです。でも、それを、自ら「阿呆らしさもここまでくると、かえって厳粛な趣きを呈してくる」と自虐的になりながらもしてしまう著者の生真面目さが、本書を貫く面白さでしょうか。また、その生真面目さゆえ、著者は行く先々での面白いエピソードを几帳面にレポートしてくれており、我々は自宅に居ながらにして、各地の面白いことを楽しむことができます。国鉄全線走破を記録した「時刻表2万キロ」共々、紀行文の名作と言える本です。

5 小さな一冊の、無限の世界 ( 2006-07-24 )
13000キロ以上にも及ぶ国鉄線一筆書き切符の旅行記。各地の気候風土や人とのふれあい、旅先で出会った味などが宮脇さん独特のユーモアあふれる文章が読者を楽しい旅へと誘ってくれます。狭い自室の中に居ても日本列島が広がる、大変夢のある一冊です。私も本書がきっかけで訪れた地は数えきれません。客車列車が数多く登場するのが今となっては羨ましいですね。現在ではローカル線の大半が廃止されてしまったのは大変残念ですが、だからこそ歴史的財産に値するものだと思っています。こんな素晴らしい作品を遺して下さった宮脇俊三さんに心から感謝します。

4 四国に行けた時代 ( 2006-01-24 )
 1979年の単行本の文庫化。
 いまの最長片道切符の旅とは、かなり異なっている。廃線、第三セクター化のため、現在ではずっと短い距離でしか楽しむことが出来なくなっている。特に、当時は仁堀連絡船があり、四国に渡ることが出来た時代であるというのがうらやましい。
 しかし、本書でもっとも面白いのは、東京近辺である。たくさんの路線が入り乱れ、頻繁に乗り換えをして行きつ戻りつを繰り返さなければならない。しかも、通勤列車や混んだ電車が多くて大変である。とはいえ、その「無駄な行為」である点が素晴らしい。
 ほぼ全国くまなく旅することになるのだが、さすがに後半は疲れが見えてくる。著者も、読者も。

5 「最長片道切符」旅行の凄さ。 ( 2004-11-01 )
宮脇俊三氏の著作では現在購入できるものの大方は購入したが、この本と「時刻表2万キロ」・「時刻表昭和史」の三冊は正に傑作の一言に尽きると思う。

この本を自分は2001年秋、「時刻表2万キロ」を買ったと同時期にその他の宮脇氏の著作を調べていて見つけたが、その本の案内を見て「こんな切符が購入できるのか、そしてこんな阿呆だが面白い旅行をしている人がいるのか」と思い、その場で即決で買った。期待は裏切られず、日本の風土、各地の鉄道路線などさまざまな事が事細かに臨場感溢れるように書いてあった。「宮脇式鉄道旅行」および「宮脇式表現法」が「時刻表2万キロ」と並んで最も感じられる作品といえるだろう。

記事は今から25年以上も前のものであるが、陳腐さは感じずむしろ現在の「最長片道切符」では通れない路線・航路の記事(北海道や四国、九州の路線など)などに興味を持てる。

また、旅行ガイド(特に一人旅向け)としては現在でも通じる部分があると思う。「紀行文・参考書・雑学事典」のすべてが織り込まれたような本であり、鉄道旅行の好きな人なら読んでまず損はしないだろう。

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