極北の動物誌


極北の動物誌

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極北の動物誌

極北の動物誌
ウィリアム プルーイット
新潮社
発売日: 2002-09
価格: (税込)
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カスタマレビュー

5 極北の動物が好きな人は読んで損はしません。 ( 2006-10-25 )
寒くなってきたし、星野道夫がアラスカの自然を詩のように書き上げた名作、と言っていたので読んでみました。星野道夫の写真集に出てくるカリブーやムースなど動植物の生態が淡々と描かれています。例えばカリブーの移動の映像は、ホワイトプラネットという映画でも、その後NHKテレビでも見ました。確か大移動中にオオカミに襲われていましたが、本書の描写のほうが臨場感があります。カリブーもオオカミもその他の生物食物連鎖の順に丁寧に書いているからかもしれません。擬人化や書き手の主観とは無縁ですが、読みようによっては物語風です。さっきは食べられる側だったのに、同じ事を次は狩る側から描いたりします。余剰固体は犠牲になる、季節移動が生態系を維持するとさらっと触れていて、アラスカ愛も感じます。ストリキニーネで動物を殺害するとどういう被害が及ぶのか、タイガの開墾の被害、極北の生態系のバランスなど、タイガ保護の観点もありますが、あくまで題名のように動物誌です。「生と死のドラマ、食料を探して殺して食べるドラマには終わりがない。」、「すべての生きものが数場面ずつ登場するーヤチネズミ、イタチ、カケス、カリブー、インディアン、白人」ということなんだと思います。

中でも特に気にいったのはオオヤマネコの狩りの描写です。もちろんオオヤマネコの方がずっと野性的ですが、家にいたネコを思い出します。何を思い出すかというと、うちのネコの決して理解できない部分や毛皮のことです。オオヤマネコは今この瞬間も狩りをしているだろうかと思うだけで楽しくなります。

本書の挿絵が昔の絵本風で趣があります。動物の実物を見てみたいですが、アウトドア派ではないし、寒いのも苦手なのでなかなか機会は作れないかもしれません。本書と写真でとりあえず満足します。

5 すべての「動物好き」へ ( 2005-03-24 )
平明でストイックにすら感じられる文章だが、読みすすめるうちに、
著者の中の動物・生命・自然への愛がうかがえる。
大げさなダイナミズムや、余分なロマンティシズムは無く、
公平で冷静、そして愛情深い観察者の目が、生物の日常をつづっている。
もしかしたら、「星野道夫」「アラスカ」をキーワードに読む人には
物足りない1冊かもしれない。が、しかしそこに「動物」が加わる人には
文句無しの1冊になるだろう。
もちろん、ただの「動物好き」にも。
小学生の頃「シートン動物記」を読みふけったことを思い出す。

5 すべての「動物好き」へ ( 2005-03-24 )
平明な文章はストイックな印象さえ受けるが、読みすすめるうちに、
著者の中の動物・生命・自然への愛がうかがえる。
アラスカの自然のダイナミズムや、ロマンティックなものはあまり無い。
公平で冷静な観察者の目から観た自然がつづられている。
もしかしたら、「星野道夫」「アラスカ」だけをキーワードにした人には
読みにくい1冊かもしれない。が、そこに「動物」が加われば文句無しの
1冊になるだろう。もちろん、ただの「動物好き」にも。
小学校の頃「シートン動物記」を読みふけった事を思い出す。

5 すべての「動物好き」へ ( 2005-03-24 )
平明な文章はストイックな印象さえ受けるが、読みすすめるうちに、
著者の中の動物・生命・自然への愛がうかがえる。
アラスカの自然のダイナミズムや、ロマンティックなものはあまり無い。
公平で冷静な観察者の目から観た自然がつづられている。
もしかしたら、「星野道夫」「アラスカ」だけをキーワードにした人には
読みにくい1冊かもしれない。が、そこに「動物」が加われば文句無しの
1冊になるだろう。もちろん、ただの「動物好き」にも。
小学校の頃「シートン動物記」を読みふけった事を思い出す。

5 動物たちの目からアラスカを見る ( 2003-01-20 )
ドキュメンタリー番組のナレーション風なものを予想して読み始めたのですが、詩的な文章がとても魅力的で、カメラで映し出される光景を見ているのではなく、極北の世界の中に一匹の動物としてポンと投げ出されたような感覚を味わいました。
活字を目で追っているだけなのに、音が本当に聞こえてくるようです。

抑え目の装丁も素敵です。星野氏も原著を宝物にしていたそうですが、私にとっても、宝物のようにとっておきたい一冊になりました。

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