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カスタマレビュー
モロッコを旅する猫 ( 2007-04-17 )
1997年にMPCから出た単行本の文庫化。ダヤンのイラスト紀行の第1冊。文庫版ではあるが、イラストについても充分に楽しめる一冊だった。
モロッコの市場とか、砂漠を旅しているダヤンの姿が微笑ましい。溶け込んでいるような、溶け込んでいないような微妙な雰囲気が良い。
デフォルメされたイラストとリアルなスケッチの使い分けにも工夫を感じる。
紀行文としてはやや不満の残る部分もあるが、イラストなど総合的に感じの良い本であった。
迷路のようなモロッコ ( 2006-04-12 )
ダヤンを案内人にした旅行記。迷路の街フェズやサハラのほうまで足をのばし、モロッコを旅する。
出会った人や見知らぬ土地の様子、料理、そしてサハラの情景などなど。作者が見たまま、感じたままを文章に、そしてスケッチで表現していた。
スークの雰囲気や、読んでいるうちに笑ってしまう現地の人などの話がとつとつと語られる。
旅行の案内にするにはちょっと情報不足だけど、モロッコの味がよく出ているのではないかと思う。
本を読んで、わたしもいつかモロッコに行ってみたいと思った。
迷宮都市の異国情緒とサハラの幻想 ( 2004-01-23 )
ダヤンの旅シリーズには他にイギリス/アイルランド編とイタリア編があり、これはその第一弾。北アフリカの西端、大西洋に面し、スペインまでの距離が13kmという国モロッコが舞台。モロッコには日本人にもよく知られたいくつかの町があるが、そういったリゾート地や大都市を避け、趣のある古い迷宮都市とサハラ砂漠、アトラス山脈の近くの小さな町や村を訪ねているのが興味深い。地元のベルベル人特有の民族衣装や風俗が、豊富なイラストで紹介されていて個性的な旅をさらに一層魅力的なものにしている。タジンの作り方、ターバンの巻き方、ラクダでの砂漠体験、市場でのやりとり、など観察力鋭い描写と反対に、ほのぼのとした画風でエキゾチックな非日常へと誘われる。砂漠という異世界に吸い込まれそうになる一冊。
