インカ帝国遠征記 (中公文庫BIBLIO)


インカ帝国遠征記 (中公文庫BIBLIO)

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インカ帝国遠征記 (中公文庫BIBLIO)

インカ帝国遠征記 (中公文庫BIBLIO)
フランシスコ・デ ヘレス
中央公論新社
発売日: 2003-09
価格: (税込)
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カスタマレビュー

5 きわめて貴重で、そして怒りを覚える一冊 ( 2007-02-12 )
スペイン人によるインカ帝国征服のあらましが、その遠征に同行した記録者によって記述された第一級資料。
インカ帝国の文化や都市、制度などについてかなり細かい描写がなされており、また、最後の皇帝と呼ばれるアタワルパの素顔がわかるエピソードなどもあり、非常に興味深い一冊だ。

だが、本書を読んでいて一番に感じるのは「怒り」である。
スペイン人が自分たちの残虐な征服活動を一方的な論理展開で正当化していく様は、もちろんこれが官僚の作文である以上しかたのないことではあるが、読んでいて本当に腹が立ってくる。

本書は、キリスト教徒がその征服活動をいかに美化・正当化していくかという好例としても読むことができるだろう。

5 スペイン人達によるペルー遠征を知るのに貴重な資料 ( 2005-03-28 )
フランシスコ・ピサロ率いるインカ帝国遠征隊に加わったフランシスコ・デ・ヘレスとペドロ・サンチョによる遠征記である。スペイン人達が未踏の地であるインカ帝国をいかに滅亡させ、人民を支配していったか、そしてその地の黄金を手に入れたかを客観的に知ることができる貴重な資料である。当時の資料が今日まで良く保存されていたということに感嘆せざるおえない。読んでいると、まるでアドベンチャー小説を読んでいる様な気にさせるが、実は実際の出来事であるのだと思うと驚愕させられる思いである。

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