幸福大国ブータン―王妃が語る桃源郷の素顔
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どんなガイドブックよりも、おすすめです ( 2008-07-25 )
今年の春、ブータンを旅行する機会があり、「その前になにか読もう」と思ってブータンに関する本を探していたところ、帯の男の子の笑顔に惹かれ、買いました。
ブータン王妃(現在の国王の王妃ではなく、その前の国王の王妃)が、自らの半生とブータンの魅力をあたたかな口調で描き出したエッセイです。
電気も水道もない山の上の村で育った少女時代、両親とはなれて遠くインドの学校に通った青春時代、そして国王との出会いと王妃としての生活……たんなる「シンデレラストーリー」ではなく、ブータンに生まれ育ったいち女性のものがたりとして、とても興味深く読めました。
後半は、「ブータン歴史&観光案内」といった感じで、ブータン人の習慣や景観地、伝説などが紹介されているのですが、ガイドブックを読むよりもずっと、ブータンについて深く知ることができます。
(私も、この本に出ていた温泉や寺院にどうしても行きたくなり、旅行の日程に組み込みました)
もちろん、細かな地名や観光スポットは旅行ガイドのほうが充実していますが、「ブータン人がおすすめ」する場所を知ることができるのが、最大のポイント。「こんなところがあるんだ」と思うこと請け合いですので、ブータンを旅行したことがある方にもおすすめです。
どこか懐かしく、なぜか既視感をおぼえる国、ブータン。この本を読めば、きっとブータンを訪れたくなることでしょう。
