ファルージャ 栄光なき死闘―アメリカ軍兵士たちの20カ月


ファルージャ 栄光なき死闘―アメリカ軍兵士たちの20カ月

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ファルージャ 栄光なき死闘―アメリカ軍兵士たちの20カ月

ファルージャ 栄光なき死闘―アメリカ軍兵士たちの20カ月
ビング ウェスト
早川書房
発売日: 2006-01
価格: ¥ 2,100 (税込)
発送: 通常3~5週間以内に発送


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カスタマレビュー

5 歩兵戦の凄まじさ ( 2008-02-10 )
これは歩兵・空挺部隊・海兵隊がイラクの市街戦に、読む者が放り込まれたような圧倒的な臨場感がある。狂信的な武装勢力、それを圧倒的な火力で制圧しようとする現地米軍、中央軍と文民と遠く離れた米国政府とのもつれた関係、最後まで一気に読める。最後の章の「結論 真の栄光のために」は高い視点からの総括になっていて、とても参考になる。一読を進める良書である。

5 今の米軍はエミネムの曲を大音量でかけながら突撃するのか… ( 2006-01-29 )
 2004年に2回にわたって行われた米軍によるファルージャ攻撃を、まるで『ブラックホークダウン』のような筆致で描いたノンフィクション。戦闘場面の描写はすさまじい。米軍の海兵隊にとって、都市の攻防戦はベトナム戦争におけるフエ以来。道の両側の民家からAKを持った男が現れては海兵隊に銃弾をあびせかけるというのは似たような状況かもしれないが、麻薬でラリッてフラフラと何も持たずに出てきた男が一人一殺で自爆攻撃するというのはファルージャで初めて経験したこと。自爆までするのは確信犯的なジハーディストだったが、多くの男たちは戦闘が始まると「自宅に飛び込むとAK銃を引っ堤げて表に出てきて、近所の一団と一緒になるのだった。軽い皮肉を込めて、海兵隊員はこういった連中をミニットマン(アメリカ独立戦争時の緊急召集兵)と呼んだ」(p.161)という。

どこまで信頼していいのかわからないが、カネがもうからるから導師となり、モスクで若者たちにジハードを説くみたいなジャナビみたいな宗教指導者や、我々は善良な市民であり武装勢力など町にはいないから米軍は出て行けとばかり繰り返す部族長を描く「二つの顔を持つ部族長と導師たち」は、責任感のないイラクの指導者層と重なる。中東において戦闘とは自分の勇気を示すことであって、勝利しか目指さない米軍とはまったく違うという話も面白かった。ファルージャ作戦について武官と文官のどちらかに決定を下す権限があるのかあいまいだったと総括し、任務に明確さが欠けていたと批判する最後の総括はフェア(pp.512-)。

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