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カスタマレビュー
調べ尽くして書かれた本 ( 2008-11-30 )
池田勇人内閣の「所得倍増計画」がどのような経緯で生まれて実行されていったかに光を当てた書物。詳細なインタビューや調査に基づいた事実が説得力をもって説明されており、迫力があった。
夢も希望もない現代からみれば、池田首相が日本を統治した時代というのは、まさに黄金時代だった。
今の政治状況と比較してしまう ( 2008-11-23 )
池田勇人、下村治、田村敏雄と言う3人の「敗者」が様々な思いを抱きながら「所得倍増」と
言う夢を現実にしていくためのプロセスが克明に描かれています。
池田勇人が「所得倍増」を達成した大蔵省出身の宰相である事は知っていましたが、就任
当時の保守政党の危機的な状況、大蔵省でも「3等切符」と揶揄された挫折の日々等、知らな
かった事が多数出てきました。
読んでいて痛感したのは、(主人公3人に共通して言える事ですが)挫折を乗り越えて人間
として大きくなっていくのだ、と言う点。ここ何代も挫折を知らずに総理になり、政権の座
を放り出す首相ばかり見ている中では、昔の人が正直羨ましい。麻生さんにも頑張ってほし
いとは思うけど、池田勇人と比べるのはなんぼなんでも可哀そうな気がします。
