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カスタマレビュー
陸路で国境を越える ( 2006-01-23 )
アジア貧乏旅行の大家として知られる下川氏。彼が陸路での越境を試みたアジアの国境29ヶ所が取り上げられている。
下川氏が国境に惹かれるのは、アジアのいい加減さ、とぼけた味が色濃くあらわれる場所だからだそうだ。なおかつ、地元の人々の暮らしに触れることも出来る。なるほど。
国境まで行くのは大変だし、危険もある。本当に越えられるのか、近付くほどに不安と期待が高まっていく。しかし、意外にあっさりと抜けられることも多く、それがカタルシスになったりもする。まあ、やっぱり駄目だったということも多いらしいが。
アジアを心ゆくまで味わうには国境が良いのかも知れない。
初めて下川さんの本を読む方ならば良いかも。 ( 2004-12-14 )
いみじくも著者が「あとがき」で書いているとおり、ほとんどが既に過去の著作で触れている事柄であるので、下川さんの著作の愛読者(私もその一人です)にとっては本作に特に新味はないと思います。
著者の辿った旅程をなぞる旅に出掛ける際のガイドブックとして読むにはあまりにも過去の事柄がほとんどであり、かといって再読に耐えられる内容かといえば「?」と言わざるを得ません。
推測するに、同じ書下ろしである前作の「週末アジアに行ってきます」が好評だったので、「柳の下の2匹目のどじょう」狙いで、
手持ちネタの焼きなおしによる日を経づしての再度の「書き下ろし」となったのではないでしょうか。
「アジアほどほど旅行」や「週末アジアに行ってきます」が新鮮な旅のデータを踏まえた内容であったために実用書としても使えて、
かつ、読むうちに自分も実際に旅に出たくなるような書き振りだっただけに、本作の出来映えは残念です。
魅惑の国境越えが体験できる?! ( 2004-10-20 )
アジアン・バックパッカーを世に広めた元祖ともいえる下川さんの本は、そこそこ読んではいますが、下川さんが自称の「国境おたく」とは知りませんでした。
それが、この本を読めば、なるほどなぁと思ってしまいます。
車で県境を越えているとき、ああ、ここが境目なんだなって、ふと思うことがあると思います。市町村が変わってもそう思うことがあると思います。
そのとき何かが変わる予感、また、変わったような気がするもんですね。
私たち日本は海に囲まれていて、地が続いている国境っていうものがないので、国境と言うものに対して、今ひとつ感覚がわからないところがあると思いますが、頭の中で想像してみますと、国境とは、何かが変わるのではないかと言うワクワク・ドキドキした魅力的で冒険的な感覚があるように思えます。国内の県境越えに比べれば、イミグレーション通過のドキドキ感も加え、一層、魅惑的でしょう。
そのような感覚を著者が実際に体験した「国境越え」に感慨深く本書は書かれています。
ぜひ一読され、国境越えを疑似体験されてはいかがでしょうか。
