イエメン もうひとつのアラビア (アジアを見る眼)
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カスタマレビュー
幸福のアラビア ( 2005-08-28 )
もう10年ほど前の出版なので、情報は最新というわけではありませんが、アラブの中でも有数の古い歴史を誇るイエメンの人たちの生活や文化、考え方が垣間見れて興味は尽きません。
アラブといえば、パレスチナ紛争、イラクの激しい戦争など対立の世界として、あるいは、石油マネーに潤う王族の贅沢な暮らし、といったイメージが中心ですが、伝統的アラブ社会の気風を残したイエメンのイメージは新鮮だし、これが本来のアラブ社会なのかと、古に想を巡らすのも楽しい。
もちろん現代のアラブの青年である著者の友人の中には、結婚前に婚約者に子供ができてしまい、慌てふためく人もいて、(イエメンの文化的伝統の中では、婚約者の父親に殺されかねない大失態、不名誉にして、大ピンチではありますが…)なにやら微笑ましくもあります。
著者自身も書いているように、女性社会に踏み入れない外国人男性による見聞は、社会の半分しか見ていないのも事実なので、その点が不足といえば、不足でしょうか。
イエメンの調査ではありませんが、女性研究者片倉もとこ氏の「アラビア・ノート」、「イスラムの日常生活」などを読んでみるのも良いかと思います。
(アラブ)イスラムについての隠れた必読書と言いたくなる本書です。
アラビアンナイト ( 2004-08-10 )
イエメンはアラビアンナイトという言葉がぴったりの国です。
この本はイエメン旅行の上で非常に役に立ちました。イエメンを知っている人にしか書けない本です。
何も情報がなく出掛ける旅も驚きがあって面白いですが、これから出会う人々を理解する為にも是非この本を読んでから旅立つ事をおすすめします。
この国にはたった50年前に電気も車も入ってきたそうです。
100年前と街の景色はほとんど変わりません。
戦闘状態が続くアラブもありますが、
人の親切に感謝しながら古き良きアラブを体験できるのがイエメンです。
旅行にもってこいの国イエメン ( 2000-11-10 )
イエメンは中東諸国の中で一番アラビアンナイトの雰囲気を残しており、旅行にはもってこいの国だと思います。しかし、これまであまり紹介されている日本語の本もなくさみしいものでした。その中でこの本は限られた範囲ではありますが社会や生活について他の本に比べて丁寧に書かれていて実感が湧き良かったです。イエメンを旅行する前に出版されていれば、もっと旅行が楽しめたのになあと思いました。
