図説 チベット歴史紀行 (ふくろうの本)
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カスタマレビュー
歴史ガイドとして最適! ( 2005-05-09 )
とても入りやすい本である。チベットの歴史と仏教を、古代から時を追って順番に説明してくれているので頭の中で整理しやすい。
特にダルマ王以降の後伝仏教の各派に分かれた時代が整理されていてとてもよい。唯一、カダム派をサキャ派、ニンマ派、ゲルク派と同列にしているのが、すこし混乱するが大した問題ではないと思う。
また、近代、現代の方に写真付で説明されているのだが、中国政府を批判して中国に拉致され謎の死を遂げたパンチェンラマ10世、そして、ダライラマ14世から認定された正式なパンチェンラマ11世は、たったの6歳なのに「政治犯」として中国に誘拐されいまだに行方不明になっている話は実にショッキングである。どこから見ても帝国主義なのに、「チベット解放」と謳っている中国は、彼らがバッシングしている大日本帝国のやり方をまったくまねしている以外のなにものでもない。
チベットを通じて仏教と歴史の目を開かせているよくできた写真ガイドである。
判りやすい!写真もイイ! ( 2004-07-29 )
非常に判りやすくチベットの
政治的・文化的・宗教的歴史を
まとめた一冊です。
写真点数も多く、(一部モノクロなのが残念ですが)
また、章立てが非常にうまく出来ていて、
淡々とした文章なのですが
チベットの人々にとっての
「世界の始まり」の神話から始まる
導入から、ぐいぐいと引き込まれます。
収録写真の中で、私にとってのベストショットは
目次ページのバックに
断ち落としの前面写真で入っている
「明け方のポタラ宮」です。
チベットに興味を持った方は
ぜひ一読されるとよいのでは。
観光ガイド的要素はあまり期待できませんが、
チベット旅行に行く前には
旅の深みを出すためにも、必読の書です。
