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カスタマレビュー
スケールの大きな娯楽作品 ( 2007-12-22 )
ハリウッド映画的な、極めてスケールの大きな作品です。
舞台のほとんどはエベレスト山頂付近となる。
墜落した人口衛星をめぐり、様々な陰謀が繰り広げられる。
ところで、エベレストの山頂から電話やメールが出来るとは、
便利な世の中になったものですね。
難を言うなら、登場人物のプロフィールがやたら都合の良い設定
だったり、展開にご都合主義の部分があるのが気になった。
とは言え、娯楽作品として第一級の出来であることは間違いない。
標高8,000メートルを越すエベレスト山頂という過酷な環境で、
死闘を繰り広げる主人公の活躍には引き込まれる。
読み出したらページをめくる手が止まりません。
映画には出来ない ( 2006-11-26 )
壮大すぎてロケが出来ない作品だ。
よく調べてあり、現実味のある作品だと思う。ネパールは平穏な国ではない。今では民族のるつぼなのだろう。
心に残るものがある ( 2006-07-22 )
作品のジャンルとしては、「冒険小説」としての要素が強いかな。親友・マルクを捜索するために回収班へと加わる郷司。マルクはどこに? そこが物語の入口ではあるものの、物語はどんどんと別の方向へと流れて行く。マルクが発見されれば、意識不明のマルクが口走る「ブラックフット」に焦点があたる。その「ブラックフット」の正体も中盤には大まかなところで判明する。そして…。
主人公・郷司は作中の殆どを過酷な山の中で過ごす。ちょっとしたことが命取りになる8000M級の山中。そこで繰り広げられる数々の事件。そして、そんな郷司を中心にして繋がって行く人々…。国際政治も、大国の駆け引きも関係のない郷司の心にあるもの。そんな郷司を見守る人々…。終盤のこれらの人々の思い、郷司の心にあるもの…。この辺りに響くものがある。
もっとも、気になる点がないわけではない。例えば、登場人物は多くいるものの、明かに描ききれていない者も多い。やや大風呂敷を広げ過ぎているように感じる部分もある。ご都合主義と感じた部分もある。欠点を探せば色々と見出せる。
ただ、そこを差し置いても読了後に感じたものは大きい。そこが、笹本作品の魅力なのかも知れない。
スケールは大きいが・・・ ( 2005-09-22 )
ストーリー的に映画クリフハンガーや、真保裕一さんのホワイトアウトが重なって見えてしまう。そうすると見劣りする。
世界を救った一人の登山家 ( 2005-09-21 )
笹本稜平の作品を読むのは二冊目である。この作者は物語の構成、人物設定の仕方が抜群にうまい。標高8000メートルという人間が生きているのがやっとの世界が舞台。そんな過酷な環境のなかでも、状況は劇的に展開し、読む者を没頭させる。しかしこの小説の最大の魅力はなんといっても真木郷司というキャラクターではなかろうか。序盤はそうでもないが、終盤の彼のかっこよさは一体なんなんだ!小説の中の人物を必死で応援してしまった。超お勧め!
