泳いで帰れ (光文社文庫)


泳いで帰れ (光文社文庫)

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泳いで帰れ (光文社文庫)

泳いで帰れ (光文社文庫)
奥田 英朗
光文社
発売日: 2008-07-10
価格: ¥ 520 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

5 普段本を読まない人でも楽しめそう ( 2008-10-24 )
奥田さんの長編小説を読んでからこれを読むと、あまりのギャップに「同じ人が書いたの!?」って思ってしまう、アテネオリンピックの観戦記録・紀行文です。

奥田さんは野球を中心に、空いた時間には当日券?を入手することができた競技を観たり、アテネ観光したりするのですが、どこに行っても好きなことばっかり言っています。
下は崖なのに腰の高さまでしかない塀を見て「日本なら、修学旅行でやってきた馬鹿中学生が塀に乗ってふざけて落ちて死ぬ。きっとこれまでにも落ちて死んだ馬鹿観光客はいた。『自己責任』と取り合わなかったのだ」と言ってみたり、
自分の席なんて関係なく空いている席や通路に押し寄せる外国人を見て、「世界の国境線がどうやってできたのか、なんとなくわかった気がした…」と言ってみたり、
日本対台湾の野球の試合のときの台湾人たちの応援は「『土地返せ!、土地返せ!』こんなふうにも聞こえた。おまえら、尖閣諸島は日本の領土だからな」と言ってみたり…

小説は面白いのにエッセイや紀行文になると退屈な文章しか書けない作家が多い中、何度も笑える楽しい内容でした。
普段本なんてほとんど読まないうちの旦那サマに出張の新幹線で読めばと貸してあげたところ、「これ、アカン!何回も声だして笑いそうになった!」と言っていました。

北京オリンピックを観てふたりで声を揃えて言っちゃいました。
「泳いで帰れ!」

4 おもしろい紀行文 ( 2008-10-15 )
 小説はほとんど読まないが、奥田氏の小説だけはおもしろいのでたいてい読んでいる。
 本書はアテネオリンピック観戦にまつわる紀行文であるが、奥田氏の文章はやはりよい。おもしろさもさることながら、感染中の喜怒哀楽の表現がたいへん上手い。
 先ごろ北京オリンピックが終わったが、もう一つ前のアテネオリンピックを懐かしく思い返すこともできた。

5 「泳いで帰れ」ってそんな意味だったんだ。 ( 2008-09-14 )
アテネオリンピック観戦記。といっても競技観戦だけではなく、アテネ市民の生活ぶりやオリンピック観戦にまつわる身辺雑記にもページが多く割かれている。そして、野球好きの奥田英朗らしく競技観戦の中心は「長嶋ジャパン」。

著者には「野球の国」という日本のプロ野球の観戦記をまとめた、笑いだけではなく最後にはホロッとくる素晴らしいエッセイがあるのだが、それを読むと奥田英朗は筋金入りの野球好きだと知ることができる。

そんな著者はアテネ代表の野球チームの勝敗ではなく“プロ”としての戦いぶりに幻滅する。奥田節ともいえる軽妙な文章なので多少はオブラートに包まれている感はあるものの罵倒に近い言葉も出てくる。その最たるものがタイトルの「泳いで帰れ」だ。

著者の野球に対する“熱”とそれ以外のとぼけぶりのギャップが楽しい一冊だった。

ちなみに、奥田英朗は北京オリンピックの「星野ジャパン」についてもNumberという雑誌に観戦記を書いているのだが、そこでも彼等の戦い振りに幻滅し「再び、泳いで帰れ」と記している。たしかに、彼等の戦い振りは著者がそう書かざるを得ないほど、アテネに続いて“プロ”らしくなかったと思う。

5 まぁ、そんなに怒らなくても ( 2008-09-14 )
今度は奥田さんのアテネオリンピック(て言うか野球)観戦記です。
ただ題名が今一意味不明でしたが、なるほどなるほど。最後まで読んでみてください。
どこに行ってもビールとおいしい地元御飯があれば、機嫌はよくなるハズなのに、そー言えば、そんな戦い振りでしたね、全日本は。やっぱそりゃ奥田さんと同様、観てる方にしてみれば怒っちゃうかもしれない。
ま、とりあえず静まり下さい、奥田様。

3 ちょっとだけ辛口評価にしました。 ( 2008-08-19 )
奥田作品のファンです。
もちろん旅エッセイのファンでもあります。
今回の作品はいつもよりも毒が強く感じました。
いつものとおりダラダラとして、周りに対してブツブツという感じは変わらないのですが・・・。
どうしてだろうと考えました。
たぶん、アテネでのオリンピック選手を私もスポーツファンとして応援していたから、
その人たちへの遠慮ない物言いにちょっと反応したのかもしれません。
今回もいつもと同様に、こんな旅もいいなぁと思っちゃいました。。

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