韓国の「昭和」を歩く (祥伝社新書)


韓国の「昭和」を歩く (祥伝社新書)

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韓国の「昭和」を歩く (祥伝社新書)

韓国の「昭和」を歩く (祥伝社新書)
鄭 銀淑
祥伝社
発売日: 2005-06
価格: ¥ 840 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

4 凝り固まらず、逃げもせず ( 2007-09-20 )
韓国ほど「旅」をすることが日本人にとって難しい外国は少ないと思います。
旅の醍醐味は土地と人の地層を自分の感受性と知識でほじくり返すことだと思うのですが、韓国では自分をよそにおいてほじっていく楽しみ方はできないからです。
土地と人は表立ってもしくは遠巻きに、「お前はその一員だ。」を突きつけてきます。
そのためなかなか韓国旅行は、
「グルメだ、エステだ、韓流だ。わーい」と「植民地支配への反省」との間に上手く落とし込めません。
ややもすると逆切れしてネット言説のような危険な方向へと向かってしまいます。
浅くなぞるか、とにもかくにも申し訳なかったを辿るのか、そんな二者択一にげんなりしてしまう旅行者にお勧めなのが、この1冊です。
著者は韓国で生まれ育った人にとっての、土地の堆積を韓国各地で丁寧に掬います。
それが本当に史実かどうかは、私には分かりません。
土地の人々にとってのその土地であったことです。
そのことを知った上で、自分の目で新たに旅を構築するためのヒントが本書にはつまっていました。
著者は高圧的に「あやまれ」とは迫ってきません。
ただ、日本人にとって懐かしいと感じられる韓国の風景を懐かしいと思うだけではなく、想像力を働かせて欲しいと願っています。
そうしたらきっと、より実りが多い旅になるからと。

凝り固まらず、逃げもせずの旅に出かけてしまいたくなりました。

5 想像すること ( 2007-06-09 )
「みなさんが住んでいる街に言葉の通じない外国人が押し寄せてきて、一等地に
見慣れない家を次々に建て始めたら、どう感じるか。ほんの少し想像力を働かせて
ほしいのだ。」とまえがきに書いているように、韓国人の心情を想像するために
読む本。

「日本のおかげで朝鮮半島は近代化できた」といったような歴史問題はまた別の
問題として、韓国のふつうの人たちの気持ちを理解したい人が読むとよいと思う。

著者は、政治的に偏った感じはしない。現代の韓国人女性としての素直な気持ちが
表れている文章で好感が持てる。

1 韓国初心者は読んではいけない ( 2007-06-05 )
 怨念のこもった「反日」本である。最初の1行から都市伝説並みのエピソード満載。くだらないの語源:「くだらない」=「百済無い」(pp.10)、「市場では白衣の朝鮮人に墨汁をかけて回る日本人」(pp.32)etc.etc.
 
 前書に「外国人が押し寄せ一等地に家を建てたらどう感じるか?」と問いかけているが、東京の超一等地に住居を構える外国人に日本人は反感を持っているとは言えまい。
ましてや電気・水道はもちろんの事、ろくな米も無い未開発国の田舎まで赴任した日本人教師の心情を思いやることはこの著者にはできまい。
「韓国人と日本人は、本当はもっと肩の力を抜いて話し合えるはず」というが「反日・嫌韓スパイラル」の火を点けて回っているのは誰なのか?「悲しい日本人(田麗玉著)」が可愛く思える。

1 読み方に工夫の必要あり ( 2007-04-07 )
史実や伝承の裏づけを省き、昨今の韓国内情勢に棹差した作品

韓国を回られた方々はよくご存知かと思うが、現地の若いガイド
連中がしたり顔で 上から「歴史」を説くのに酷似したものに思えた。
複雑なものを複雑なままに描写・叙述する能力の欠如により、
折角のよい材料が損なわれている点が惜しい。

読まれる方は、取り上げられた地点の情報のみを参考にして
政治的言説の枠に囚われず、直接自分で街を感じて欲しい。

4 日帝の残滓とは、そして恨(ハン)とはなにか ( 2006-05-18 )
 
 今も韓国に残る大日本帝国時代の建造物と、それにまつわる韓国人を訪ねて綴った歴史紀行。
 
 サッカーや野球の日韓戦が必ず遺恨めいた試合になるのはなぜだろう。それについて我々日本人は何となく頬かぶりしてはいないだろうか。
 
 本書は、その根源的な理由を韓国人の感情をもとに冷静かつストレートに表現している。日帝の残滓、恨(ハン)といった日本では聞かない言葉の理解がポイントとなろう。鬱屈した重苦しい過去を韓国サイドから知ることができる。

 韓国人の心情が主役なので、日本人としては異論や反論もあるだろう。私はそれらについて述べるすべを知らないが、歴史を無視しては前に進めず、もちろん歴史を抹消することもできない。本書から韓国人の心情を知ることは有意義だと思う。そして大戦後六十年を経た今日までも戦前の歴史はきちんと連続していることを痛感するのである。

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