不肖・宮嶋 死んでもカメラを離しません (祥伝社黄金文庫)


不肖・宮嶋 死んでもカメラを離しません (祥伝社黄金文庫)

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不肖・宮嶋 死んでもカメラを離しません (祥伝社黄金文庫)

不肖・宮嶋 死んでもカメラを離しません (祥伝社黄金文庫)
宮嶋 茂樹
祥伝社
発売日: 2000-02
価格: ¥ 590 (税込)
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマレビュー

5 カメラ片手に八面六臂の不肖ワールド ( 2006-12-07 )
なぜ私は「不肖・宮嶋」モノが好きなのだろうか?写真家のルポは他にもたくさんある。
それでも「不肖」じゃないとダメなのだ。結局それは笑えるからなのだ。笑いたくて
ツイ「不肖」を買ってしまうのだ。この点は構成の勝谷誠彦氏の並々ならぬ筆力による
部分が大きいだろう。宮嶋氏の無鉄砲な行動力と勝谷氏の構成が相まって、"不肖・
宮嶋"という愛すべきキャラクターが生き生きと輝けるのだろうと思う。

本書は宮嶋氏の「突撃取材・血風録」九件を描く。東京拘置所に拘留中の麻原彰晃を
超望遠レンズでの撮影に成功するまでの苦難、成田闘争の取材で三里塚での市街戦に
巻き込まれての地獄、新大久保の外国人売春婦を秘密撮影、湾岸戦争の際にわざわざ
ヨルダンまで赴くも結局何しに行ったんだか分からない顛末などなど、アホらしくも
羨ましい不肖ワールドが存分に楽しめる。特に韓国・光州での民主化暴動を取材中に、
焼肉屋で喰ったイカに当たり、ヒサンな事態になった下りは笑いが止まらなかった。

4 ジャーナリズムとはほど遠いがそれがイイ! ( 2005-02-20 )
ジャーナリズムを茶化しているようなところがあるが、命がけでそれを実行しているので批判するのは野暮である。空港建設の反対デモで活動家と警察隊が宮嶋の乗りつけたレンタカーを盾にして投石しあって車が無残に壊されているくだりは、本当に涙が出るくらい大笑いした。どうか彼にはどんな危ないところへ行っても無事であってほしい。

5 無茶苦茶だ!万丈だ! ( 2004-03-09 )
生き方無茶苦茶だ。
プロカメラマンはこれぐらいのプロ意識&根性なければならないのか。

実際の撮影カットが入っており、そこに至るプロセスをぐいぐい
文章で惹きつける。
その1カットに至る、ものすごい執念やそのストーリーが面白い。
麻原を撮らえた1カットとそのプロセス。一読あれ。

5 カミュに匹敵するアフォリズム ( 2004-02-14 )
記者連中とは仲良くはなれないが、けっこうカメラマンとは親しい。文屋はいざとなったらキーボードを叩いて、見てきたようなウソをつけるが、カメラマンはいまんところ、CGの技術が新聞読者をあざむくほどには現実にはおっついていないので、その瞬間にいて、しかも決定的瞬間を切り取らなければならない。

当然、リアリストになる。しかも、ペシミストではすぐに潰れるから、残ってくるのは気持ちのいい職人が多い。

宮嶋さんは文章はうまいし、写真もうまい。パソコンは相変わらずヘタだと聞いているが、インマルかついでアフガンからニュースステーションに生でコメント送るぐらいはできる。なかなかだ。

「どこかで物事はじけると、イソイソとどこにでも行ってしまい、いかなる思想も知識も乏しく、何の感激もなく、単なるミーハーであり、お祭り騒ぎが好きで、犠牲者が多いほど喜ぶという、トンデモないフリー・カメラマンのことである」というのはp.74に載っている至言だ。

美しいほど完璧な現代の批評だと思う。カミュは『転落』の中で20世紀の人間を「新聞を読んで姦通した」と簡潔に定義しているが、それに匹敵するアォリズムではないでしょうかね。

5 男宮嶋にほれる。 ( 2002-12-08 )
彼の本にはいつも真実があふれている。
虚飾ではなく自らが身を持って体験し、
その結果あふれ出てくる言葉がつむがれている。
時に彼の言葉は世間一般(この言葉も怪しい限りだが)から
逸脱し、過激に聞こえることがあるかもしれない。
しかし、私は彼の体(頭ではなく)から出てくる言葉を信じたいのである。

この本では彼が権力と戦い、巨悪に立ち向かう姿が
相変わらずアホらしく描かれている。
(不肖宮嶋流に言えばシブイ姿か?)
しかし、あの麻原ショウコウの拘置所の写真のスクープの秘話など、
笑いの中に垣間見える真実の恐ろしさに
私はいつも気付かされ、それゆえ彼の著書を買い続けてしまうのだ。

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