ブッシュの戦争


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ブッシュの戦争

ブッシュの戦争
ボブ ウッドワード
日本経済新聞社
発売日: 2003-02-26
価格: (税込)
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 『Bush at War』は、2001年9月11日の同時多発テロ後の3か月間に焦点を絞っている。この間、アメリカはアフガニスタンでの戦争の準備を進め、対イラク先制攻撃に向けて動きだし、国土防衛を強化し、潤沢な資金を得たCIAが世界中でテロとの見えない戦争を開始した。文体はまさにウッドワードそのもの。重要人物と会える立場を存分に生かし、ニュースの裏側で繰り広げられる権力闘争や意思決定のプロセスを、ほぼ1日ごとに詳しく説明していく。ウッドワードは執筆にあたって100人以上にインタビューを行ってテープに録音した(その中には匿名のものもある)。大統領と4時間に及ぶ独占インタビューを行い、閣僚会議のメモや、機密扱いとされた報告書にも目を通している。

   とくにすばらしいのは、ブッシュ大統領のリーダーシップのスタイルに対するウッドワードの分析だ。ブッシュは、彼自身が直感を重視する「本能で動く人」だと表現するように、常に行動優先で、閣僚のメンバーにもはっきりとした成果を出すようにプレッシャーをかけ続けている。いわゆるブッシュ・ドクトリン ―― どこまでもテロリストを追いかけるだけでなく、彼らをかくまうグループや国家も対象とするというアメリカの政策 ―― は、ブッシュが自ら考えて公表し、ディック・チェイニー副大統領、コリン・パウエル国務長官、ドナルド・ラムズフェルド国防長官には事前に相談しなかったという事実はとても興味深い。

   そのほかの重要人物についても、同じくらい詳しく描かれている。国家安全保障担当補佐官のコンドリーザ・ライスは、やわらかな物腰でミーティングでもややひかえめな人物として登場するが、その一方で、ブッシュは率直な助言をライスに求め、閣僚のメンバーに彼の考えを伝えるために彼女をおおいに頼りにしていることが、はっきりと書かれている。何かと緊張したものになるパウエルとラムズフェルド(と、そこまでではないにしろパウエルとチェイニー)の関係については、イラクへの対応や、同盟関係の強化か単独行動かといった点についての両者の相違が浮き彫りにされている。また、ウッドワードはCIA長官のジョージ・テネットがどのようにしてアフガニスタンの民兵グループを組織したかを描き、それがいかにして国防総省とCIAの協力体制という新しい時代の扉を開くことになったのかを解き明かしていく。

   価値の高い、ときに啓発的でさえある本書は、ブッシュ大統領の足跡を豊富な情報で明らかにする初めての本である。(Shawn Carkonen, Amazon.com)


カスタマレビュー

5 政策決定過程を読み取れる本として ( 2008-03-06 )
9.11から始まったアメリカによる対テロ戦争。それは現在に至るまで世界大の問題として取り組まれてきたが、そこにはアメリカの見通しが甘かったという批判が絶えない。

本書は、9.11からの100日の間に、ブッシュやチェイニー、ラムズフェルド、パウエルなどの閣僚が何を議論し、どのように政策決定がなされたかを、会議の筆記記録やインタビューを元にして、再現しようとしたものである。文章は躍動的であり、彼らの怒り、不安、焦りが伝わってくる一方、筆者による推測で書かれている印象をほとんど受けないほど情報源の確実性を感じる。9.11がアメリカのトップ層に与えた衝撃と混乱の様子が手に取るようにわかり、決定を下すことの困難さとそれに伴うリスクの大きさは、政治の世界に身を置いていない私たちの想像を超えたものである。

内容を鵜呑みにするのは、公式な資料が開示されてない以上、危険であるが、アフガニスタン戦争に至るまでの政策決定の様子を知るには最適。特にブッシュ政権の対外政策を批判する人には、一度は目を通しておくことを勧める。現在の対テロ戦争が行き詰まった原因が、この当時から示唆されていたようで興味深い。

5 ホワイトハウス内部を覗き見る感覚 ( 2006-03-08 )
9.11からアフガニスタン侵攻に至るまでのブッシュ政権中枢の様子が臨場感たっぷりに描かれている。外から見れば、すんなりと攻撃に移って、わりとあっさりと成功したようにみえたが、実はその裏ではそうとうな苦悩があったことがよく分かる。戦闘準備期間が短く、ターゲットは何のインフラもない山岳地帯。。。勝利をおさめることの難しさが会議の様子などからよく伝わってきた。その会議の中心となるブッシュであるが、9/11以降の彼を見ていると超強硬派かと思いきや、本書からは、意外と色のない中道的な人なのだなという感じを受ける。自分が専門知識が不足していることもよくわきまえていて、それが次の言葉に現れている。「私に素質か知恵が備わっているとすれば、才能に目を留めて、チームとしてともに尽くし、働いていこうと呼びかける能力がそれにあたるだろう。」そして、自分の欠点への埋め合わせなのか、彼は才能溢れるコンドリーザ・ライス大統領補佐官(現国務長官)をとても頼りにしていることも、本書からよく伝わってくる。他にも、対外強硬派のチェイニー&ラムズフェルドと穏健派のパウエルとの間の駆け引きなどが描かれており、ホワイトハウスの中を覗き見ているようで面白い。著者はニクソン大統領退陣のきっかけを作ったウォーターゲート事件をスクープした人として有名であり、その名声に恥じない圧倒的な取材力である。

5 ダイナミックです。 ( 2004-01-13 )
本書は,ブッシュ大統領と側近が,同時多発テロを知り,戦争を決定し,実行するまでを丁寧に書き上げている.私にとって,本書は,テロ撲滅戦争やブッシュ政権の意思決定の是非を考えるための物ではなかった.それよりも,政治とは指導者達の意思決定により現実を生み出していくものであるというダイナミズムを感じる事ができた.つまり私は,本書を読み,政治の本質を見た.政治とは、リーダーとは、何かを知りたい人に、お奨め申し上げます.

4 リアリティーはあります。 ( 2003-11-13 )
この本を読んだら戦争の背景や、最近アメリカ国内でも持ち上がってきている、アメリカの利己主義からの戦争という背景が、透けて見えるかと
思って軽い気持ちで読み始めました。が、英語は平易なのですが、描写がかなり詳細過ぎるのでちょっと疲れました。 

読んでいて、所詮アメリカ側の立場から書かれたものという感じで、歯がゆいことも色々ありましたが、強く感じたのは、何とか言っても、日本では現役のトップの立場の人について、このような大きなイベントがあった場合にここまで詳細に書こうとする人はいないだろうな。と。

4 ブッシュ政権の行方は。 ( 2003-09-28 )
 9.11テロ以来、さらなる国際テロのè„...威におびえる米国トッãƒ-
ãƒ-ッシュæ"¿æ¨©ã®è‹¦æ‚©ã®è'›è-¤ãŒè¨˜ã•れている。 ãƒ-ッシュの敵は、
アルカイダやフセイン、åŒ-朝鮮という。 æ°'主国家とã-ては、
今回のテロ報復はもちろã‚"だが、彼らの圧æ"¿ã‚„女性差別等にé-¢ã-て
憤æ...¨ã-ているようだ。 英国はもちろã‚"のã"と、ä¸-界各国に

強調ã‚'要請ã-て、軍事力強大ã‚'目指ã-ている。 ただ、戦略にç"˜ã‹ã£ãŸ
点もあり、ミスで、é-¢ä¿‚のない建物や、無実の人ã€...ã‚'æ"»æ'ƒã-ている。
最後には、ãƒ-ッシュは、イラクのフセインが持つ、ç"ŸåŒ-å­¦å...µå™¨ã®è„...威ã‚'
心é...ã-ており、国連主導のもとå...µåŠ›ã®é-‹ç¤ºã‚„、使ç"¨ç¦æ­¢ã‚'求めている。
ãƒ-ッシュは、様ã€...な批判もあるが、ä¸-界平å'Œã«è²¢çŒ®ã™ã‚‹ãŸã‚ã«ã¯ã€

武力行使もå¿...要な手段だと思ってã!„る。 ã-かã-、今回のテロや戦争で、
犠牲になった多くのアメリカ人のã"冥福ã‚'祈っているようだ。
私個人の意見とã-まã-ては、æ"¿æ²»çš„には、アメリカは、武力行使ã‚'
認めていて、第二次ä¸-界対戦後のæ-¥æœ¬ã®æ­¦åŠ›è¡Œä½¿ã®ç¦æ­¢ã¨ã¯è£è...¹ãª
æ...‹åº¦ã‚'とっていると思います。 彼らがリードするä¸-界とは、

最悪のå '合は、ä¸-界æ»...亡する時が来るのでã-ょうか。 

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