モンゴルを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
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カスタマレビュー
■モンゴルの初心者にはコンパクトにまとまった最適な本 ( 2007-08-31 )
・モンゴルに興味をもち読んでみました。
・モンゴルの文化やその背景思想・宗教や歴史に至るまで
コンパクトにまとまっていてモンゴルの初心者には最適な本かもしれません。
・一つ一つのエピソードが秀逸で異文化に素直に驚きながら
読めました。
・印象深いのは著者がゲルでの放牧民族の生活を肌で感じた時の
カルチャーショック=羊の切り取られた首がそのまま置かれていたこと。
確かにその姿やニオイで私も同じ反応をするだろうと思う。
そこでの筆者のたとえが面白く、実は日本人も外国人からみれば同じなのだと。
アメリカ人が日本にきて鮮魚に同じ反応を示すと。
「死体そのものが売られている」と
・また 宗教的理由から動植物含め無用な殺生を禁止しているが
生きていく為にタンパク源の摂取の為に宗教的苦痛をどう緩和しているか
も興味深かったです。
−個体の選別
−屠殺時期の設定
−無駄を省く凍結保存法を工夫することで家畜の数の維持と増加に努めている部分
・無用の殺生禁止の例のノモハン事変の際、ソ連の指示にかかわらずモンゴル兵
が壕穴を掘らなかったのは地中の無用な殺生(虫など)を避けたかったから だとか。
モンゴルとは決して日本と無縁ではない。 ( 2005-02-06 )
「モンゴルについて何を思い浮かぶか?」という問いに対し
て、「広大な高原」・「牧畜」・「朝青龍」・「チンギス・ハーン」
といった答えが大半でしょう。しかし、牧畜生活の人々の
思想や知恵、草原の共生といったものには目からウロコなことがた
くさんありました。また、モンゴル思想も非常に興味深いものでした。
また、モンゴルと日本とでは相撲くらいで他は無縁と考えて
いたのですが、歴史的にも無縁でなく、
言語も日本語と同じルーツを持つということのも驚きました。
この本を通じて、「モンゴル」という国をよりいっそう
知ることができたし、これから「モンゴル」という国を
無視せずにはいられない国になったことも事実でしょう。
モンゴルを旅する時は手放せない ( 2003-08-08 )
この本の著者はモンゴル学・仏教学を専攻され、幾つかの大学で講師もされており、さらに国際モンゴル学者会議にも出席される等、モンゴルの訪問歴も多い。
が、この本は専門的な本ではなく、モンゴル入門者向けの本である。世界に広がるモンゴル民族、日本人には理解しがたい牧畜生活、モンゴル語、そしてチンギス・ハーンを始めとするモンゴルの歴史が分かりやすく描かれている。
特筆すべきは、日本人にとってモンゴル文字をみると難しく感じるモンゴル語が、言語学系統により説明しながら、日本語のセンスをもってすれば容易にマスターできる言語であることが理解できるところです。なるほど、モンゴル出身の力士が日本語が上手な理由が分かります。
さらに、日本ではモンゴル史といえば!、チンギス・ハーン、クビライ・ハーンだけ語られる場合が多いが、彼ら以降のモンゴルの歴史に詳細に描かれている。特に、明王朝により中国を追われた後の元王朝や現代においてモンゴルが社会主義国家となった歴史も分かりやすく記述されています。
僕は何度かモンゴルを訪問しておりますが、この本は手放せないものとなっております。
さらに、僕にはモンゴル人の友人達がいますが、彼らもこの本については「сайн(素晴らしい)」と、御墨付きを与えています。
さあ、あなたもモンゴルに触れてみてください!
