モダン都市の系譜―地図から読み解く社会と空間
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固い本 ( 2008-10-02 )
都市の近代性を研究してきた地理学者3人による都市のモダニティに関する本。
都市のモダニティは、空間の新しい物質的配置によって生じる。この物質的配置は、これまでその時代の都市計画者たちの思惑とか言説を分析することによって説明されてきた。
この本はあえて地図という表象にとことんこだわって、都市のモダニティが見せる物質的配置を読み解きながら、都市の近代化を論じる。地図や物質から表象へというポストモダン的な空間論を、もういちど地図へと立ち戻らせることで、古くて新しい発見をしようということなのだろう。
地図もまた表象なら、そうした表象が空間配置を反映するだけでなく、それが空間配置を再帰的に決定していくはずである。その部分はどのように説明されるのか、もう少し説明されても良かったと思う。
