ウズベキスタン―民族・歴史・国家
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カスタマレビュー
米のウズベク・ジレンマと上海6のユーラシア安保協議化 ( 2005-08-16 )
中央アジア諸国を単純にイスラム圏とすることは疑問
ソ連時代との連続性という視点が軽視されていると著者は述べる
旧体制が温存
農業分野ではコルホーズが存続
企業民営化は緩やかに進展
ペルシャ文化とチュルク文化との共存
フェルガナ、サマルカンド、タシケントの三大クランの勢力争い
「ウズベキスタンは、チュルク系住民の土地という意味で典型的にウズベク的
であるフェルガナに片足を置く一方で、サマルカンドやブハラの混交的な文化に
ももう片方の足を下ろす。これはサマルカンド・クランとフェルガナ・クランの
交替によって続いてきた政治構造とも対応」
イスラム勢力はアフガン攻撃後、過激派は勢力を失い
イスラム解放党は穏健派に
「ソビエト的な側面とローカリズムに基づく側面をうまく使い分け両立」
「旧ソ連的な体制はカリモフ政権によって再構築、継承」
軍は経済的に恵まれない農村によって占領され、内部は地域主義的に分断
アンディジャン事件
「主要な通りに一定間隔ごとに警官が立ち、彼らが常に街の動静に
目を光らせているというのが、都市でお馴染みの風景」
ドルを持つ者と持たざる者の経済格差拡大
イスラム穏健派は、上から監視・コントロールし
ティムール礼賛を国民統合の象徴化
米と中露とを競わせ、最大限の利益を引き出そうと努めてきた
したたかなカリモフ政権もそんな余裕はなくなった
上海6を安保協議の場へと転換
米軍基地の撤去を要求:米戦略に真っ向から挑戦
米国の中央アジアへの浸透を防ぎ、「革命」の伝播を防ぐ
これが上海6が自らに課した新たな課題
米のジレンマ「独裁者を支持すべきなのか、それとも民主化を促進すべきなのか」
民主主義革命の三条件
支配エリート層の対立と分裂で政権交代後の受け皿
反政府活動への資金ルート
選挙を含む非暴力的な手段に国民を動員
ウズベクにはその全てがない
