投資銀行家が見たサウジ石油の真実
この商品を買った人はこんな商品も買っています
石油が消える日 [ウィザードブックシリーズ 122] (ウィザードブックシリーズ)
石油 最後の1バレル
石油を読む―地政学的発想を超えて (日経文庫)
ピーク・オイル・パニック―迫る石油危機と代替エネルギーの可能性
石油の終焉
カスタマレビュー
油田の現状と今後 ( 2008-03-25 )
この本だけを読めば、偏っているようにとれるかもしれません。
ですが、サウジアラビアが、いままでどのような主張をしてきたのか、その主張も偏っていると思えます。
石油がすぐに枯渇するわけではないようですが、これ以上生産が増やせず、減少に転じるというピークオイル説の根拠が詳しく書かれていると思います。
サウジに限らず、世界中の油田が経験してきていることであり、これから経験するであろう事実が述べられていると思います。
ピークオイル説が100%正しいとはいいませんが、来るべき原油生産の減少に向けて、一刻も早い対策をすべきでしょう。
原油にこれだけ依存してしまっている社会にとって、その衝撃は相当なものになると思います。
ちょっと単調な主張 ( 2007-07-10 )
いわゆる「ピークオイル」説の台頭以来、こういう「石油はもうすぐ枯れるんだ」式の「警告」は多く出てきましたが、果たして本当にそうなのか? 我々が毎日毎日石油を大量に消費する生活(何も車を動かしたりするだけでなく、われわれの生活は「炭化水素」まみれですから)に大きな影響を与えられるほどでないというのは、やはり本当の警告といえるのか、という気はします。この本を読んでいるうちに、同じような話の繰り返しや自分の主張に都合の良い部分の組み合わせのように見えてきます。
この本の解説にJOGMECの人が文章を書いています。そこでこの本の主張の偏りぶりについて多少バランスを取っていると思います。
初めて知る石油掘削の現状 ( 2007-03-26 )
仕事の上で勉強する必要があり、本書を手にとって見た。確かに、私も、作者が言うように、サウジアラビアは地中から石油が湯水のように湧き出てくる国なのだと思っていた。また、サウジアラビアのような国で石油を掘ることは、何の苦労もないことなのだ、とも。中東の石油に大きく依存しているわが国だが、石油掘削の現状について、知っている人がどれほどいるだろう?私を含め多くの人が、サウジのような国は、掘れば石油が湧いてくると思っているのではないだろうか? サウジのような国で、石油を掘るために、これほどの先進技術が駆使されているとは、まったくの予想外だった。このあたりは、本書を読んで、目からうろこだった。また、今後、サウジアラビアの巨大油田規模を持つ大型油田発見の見込みがほぼない、と知り、石油供給の将来にますます不安を感じるようになった。作者は投資銀行家ということだが、石油の技術面にも精通し、やや冗長な間はあるが、説得力のある説を展開している。むしろ、石油業界出身者ではないからこそ、私のような素人にも、わかるように、書けるのかもしれない。サウジのピークオイルの本ではあるが、石油の掘削全般の知識も素人向けによく書かれていると思う。
