ザルツブルク―音楽と歴史の町を歩く (旅名人ブックス 111)
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カスタマレビュー
ザルツブルクを深く味わえる一冊 ( 2008-10-11 )
表題のとおりザルツブルクとその周辺(ザンクト・ギルゲン、ザンクト
・ヴォルフガング、バート・イシュル、ハルシュタット)を巡った一冊です。
著者が前書きで書いている様に音楽以外のザルツブルクに焦点を当てた本=
街歩きを愉しむ&誘う本に出会うのは、なかなか難しいのが現状です(ガイド
ブック除く)。
当然、この街に焦点を当てる以上「音楽の街」という部分もしっかりフォロー
しています(祝祭劇場、モーツァルトの生家、マリオネット劇場等)。加えて
主要な見所も豊富な写真と共に取り上げています(ホーエンザルツブルク城
レジデンツ、ミラベル宮殿等)。
まあ、ここまでは(記述量と写真量で既に勝っています)『歩き方』詳細版と
言えないことも無いのですが、お勧めはゲトライデ通りを始めとして、裏通り
までも含めた街歩きの部分。隠れたお勧めスポットであったり、昔ながらの職人
芸が生き続ける街、カフェ&スイーツ巡り・・・という(カフェ巡りは別として)
ガイドブックでは取り上げられない部分にしっかりページを割いているところ。
当然、ツアーでは(ゲトライデ通りを短いフリータイムで散策する位の事は
出来ますが)なかなか足を運ぶことが出来ない世界です。紀行本としても誘う
本としても成功しています。
冒頭で記した周辺4か所についても、お勧めスポット(見る・食べる・泊まる)
の紹介をしながら、街歩きの楽しさをしっかり伝えています(その上、写真量が
半端で無い。例えばハルシュタットには28pを割いています。その中で大小含め
約60点の写真が掲載)。ザルツカンマーグートの情報を、日本語で手軽に入手で
きるという点で、この本に及ぶそれは無いと思います。
本の性格上(旅名人ブックスは旅行慣れした人や有閑マダム&ムッシュ向け
なのです)紹介しているホテルは高級ホテルばかりですが、それに目をつむれば
一般層にも予習本として使えると思います。
巻末には取り上げた見所の情報(住所、連絡先、開館時間&曜日、URL
Eメールアドレス)もあるので、気になる所を調べる際にも役立ちます。
2,000円と旅行ものの中ではちょっと値は張りますが、(特に予習用には)
元が取れる一冊だと思います。
※掲載データは2008/5/末で締切。
